2013年12月03日

2013J1昇格プレーオフ 徳島 vs 千葉

ポカスタ 電光掲示板    徳島vs千葉 試合前


試合前のピッチ練習になぜかベンチ入りしていないMF23ナム スンウ
姿があった。あくまで推測だが、MF6田中佑昌がケガでベンチ入りできる
か微妙な状況だったため、田中をベンチ外にしたときのためにナムを帯同
させてきたのではないかと思った。


2013年12月1日(日) J1昇格プレーオフ 準決勝
(鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム) 観客 9,301人

徳島ヴォルティス   (前半1-1、後半0-0)   ジェフ千葉


ジェフのJ1昇格を目指した2013年の戦いが終わった。徳島との対戦は
1-1のドローに終わり、年間順位上位の徳島が国立競技場で行われる
決勝へと駒を進めることになった。


前半37分にPKをFW9ドウグラスに決められ、与えたくなかった先制点
を許してしまった。PKを与えるきっかけとなったのは、DF20キム ヒョヌン
FW11津田知宏をペナルティエリア内で倒してしまったためだったが、
これは両者の腕が絡んでしまったがためによるものだったように見え、
キムは責められないなと思った。いよいよ厳しくなってきたなあと思ったが、
失点の3分後にコーナーキックから混戦の中をDF5山口智が押し込んで、
ジェフはすぐさま同点に追いついた。

後半のジェフはセカンドボールもよく拾えていたし、攻めに攻めていたと
思う。しかし、守りを固めた徳島の牙城を最後まで崩すことができず、
同点のまま試合終了のホイッスルを聞くこととなった。パスもよく回って
いたし、内容としては決して悪くなかったと思う。けれどこの試合は内容
じゃないんだよね。相手を上回る得点を挙げなければ先へは進めなか
ったわけだから。


結果論ではあるけど、すぐに同点に追いついてしまったことで交代のカ
ードを切るのが少し遅れてしまったのかなという気はした。むしろ1点ビ
ハインドで後半に入ったほうが思い切った手を打てたのかもしれない。
ルール上同点ではアウトなわけだから、迷わず攻撃の選手を投入する
カードを切ってほしかった。最初の交代であるFW14大塚翔平を送り出
したのが後半25分。FW9深井正樹を同34分、FW30森本貴幸を同39
分に投入したわけだけど、森本の投入は遅きに失したという感はあった。


敗退が決まった瞬間に思ったのは、「やはりダメだったか」ということだっ
た。昨年は最後に調子を上げた状態でプレーオフに入ったことで期待感
もあったけれど、今年はどうにかこうにかプレーオフ出場にこぎつけたと
いうことで、「かなり厳しいな」という思いがあった。また、プレーオフを勝
ち上がっていくイメージがどうしてもわかなかったのも事実だった。
数日前に思い立って鳴門行きを決めたのも、最終節のアウェイ鳥取戦で
終わってしまっていた可能性もあったので、「見に行かないと後悔するこ
とになるかもしれない」という思いが頭をよぎったからだった。結果的には
負けてしまったけど、今年のチームの最後の姿を見られてよかったなと
は思った。

自分は、昨年のプレーオフ決勝で大分の林丈統に決められたループシュ
ートの映像っていまだに見られないんだよね、あまりにも悔しすぎて。あの
映像を見ることができるようになるのは、ジェフがJ1昇格を決めたときだと
思う。そうでないと「ああ、あんなこともあったね」なんて振り返ることはでき
ないんだわ。いつになったらあの映像見られるようになるのかな(苦笑)

2013年11月21日

2013J2 千葉 vs 栃木

2013年11月17日(日)
J2リーグ第41節(フクダ電子アリーナ) 観客 11,253人

ジェフ千葉   (前半1-0、後半0-1)   栃木SC


今シーズンのアウェイでの対戦では栃木にほぼサンドバッグ状態にされたジェフ
だったが、この日は前半から攻守にいい動きで栃木を圧倒。前半8分にはDF11
米倉恒貴
からのクロスをMF6田中佑昌がダイレクトボレーで合わせて早々と先
制した。その後も押し気味に試合を進めたが追加点は奪えず、1-0のままハー
フタイムを迎えた。

攻めに攻めたわりに1点しか取れなかったことと、前半の動きが良すぎたので後
半スタミナ切れしなければいいが…、という不安な気持ちを持ったまま迎えた後
半、栃木は攻め方を変えてきた。ディフェンスラインの裏を狙ってくるようになっ
たのだ。ちょっと嫌な攻め方に変えてきたなあと思った矢先の後半8分、FW11
クリスティアーノ
がぽんと前線に出した浮き球によって裏を取られ、FW9サビア
にGKとの1対1を冷静に決められて同点に追いつかれてしまった。ほんとに一
瞬の隙をつかれて栃木の外国人FWコンビにやられてしまった感じだった。


その後は、双方得点チャンスはあったが決めきれず、時間だけがどんどん過ぎ
ていく。後半も残りわずかとなったとき、自分は「もう引分けでいいからあまりリス
ク冒した攻めをするな」と思っていた。試合前の段階でジェフと栃木の間には勝
点5の差があり、ドローであればその差が縮まることはない。それにこの試合が
終われば残りは1試合なので、分ければ少なくとももう栃木に勝点で追いつかれ
る可能性はなくなる。強引に攻めに出て勝点3を取りにいった結果、逆に失点し
て0になってしまうということもある。他チームには差を詰められるかもしれない
けれど、ここまできたら勝点1を積み上げるというのも大事なことなのだ。「点を
取れるに越したことはないが、失点だけは絶対してはいけない」という状況の中、
アディショナルタイムでもお互い得点を挙げることはできず、試合は1-1の引
分けに終わった。


栃木との対戦成績はこれで1勝1敗6分け。8回やって6回ドローって…。お互い
にアウェイではいまだに勝ったことがない。まあ負けることもほとんどないんだ
けど(苦笑)。ジェフは前半のうちに2点目を取れなかったことが勝てなかった要
因だろう。栃木は3月に対戦したときとは全く違うチームになっていた。堅い守り
がベースになっていたチームから、外国人の強力な2トップを軸にした攻撃的な
チームへと変貌していた。ただ、攻撃力が増した分、守備には結構隙ができる
ようになっていた。3月の対戦ではほとんど攻め込めなかったような気がするが、
この試合で結構チャンスを作れていたのは相手の守備力の低下もあったので
はないかと思う。そこをつききれなかったのは残念ではあるが…。


試合中、こんなシーンがあった。先制ゴールを上げた田中は後半25分に交代
を告げられた。すると田中は栃木の一人の選手と握手した後、ベンチへと戻っ
ていったのだ。「おそらく元の所属チームで一緒だった選手なんだろうな」とそ
のとき思った。帰ってから確認してみたらやはりそうだった。田中と握手してい
たのはDF17山形辰徳。田中は2004年にユースからアビスパ福岡のトップチ
ームに昇格。一方、山形は2005年にアビスパ加入。以後2011年までの7年
間チームメイトとしてともに戦い、その年のオフに二人ともチームを移ることに
なったのだった。今は敵同士になっているとはいえ、元チームメイトだったのだ
から戦友という意識も強いのだろう。そう考えると、お互いの健闘を讃えたので
あろうあの握手も理解できるよなあと思ったのだった。


関連記事
「2013J2 栃木 vs 千葉」
「2012DAKKANジェフ vs栃木」
「2012DAKKANジェフ vs栃木(アウェイ)」
「2011J2 ジェフ千葉-栃木SC」
「2010J2 ジェフ千葉-栃木SC」

2013年11月11日

2013J2 千葉 vs 長崎

2013年11月10日(日)
J2リーグ第40節(フクダ電子アリーナ) 観客 9,333人

ジェフ千葉   (前半0-2、後半0-0)   V・ファーレン長崎


この長崎を最後にJ2のジェフ以外の全21チームを見ることになったわけだが…。
試合は完敗だった。どれぐらい完敗だったかというと、いつもは試合後に監督や
選手の談話、ネット上でサポーターの試合についての反応をチェックしたりする
んだけど、そういうこと一切したくなくなるほどだった。


長崎は運動量が豊富だというのは以前から聞いていた。たしかに守備における
出足は早く、ジェフの選手は悠長にボールを持たせてもらえないため、あわて
てボールを離した結果相手の守備網に引っかかる。そんな光景が繰り返され
ていたように思う。ただ、出足の鋭いチームはこれまでにも見たことはあった。
それでも後半に入ると、運動量の低下などによりそのプレッシャーも弱くなった
りするものなんだけど、長崎は最後まで運動量が落ちなかったような気がする。
こういうチームとは夏場に対戦したかった(苦笑)。夏場だとずっとハードワーク
を続けるのは無理だからね。


ジェフは前半に先制できそうな流れの時間帯があったんだけど、それを逃した
直後に先制されてしまった。さらにその10分後には追加点を許し、2点ビハイ
ンドで前半を終了。後半は残念ながら得点のニオイを感じさせる場面はほぼな
かった。ベンチにはそんな余裕がなかったことは百も承知で書くけど、こういう
展開だったらまだ今季リーグ戦出場のないMF26井出遥也を投入して、周り
の選手と融合させることができるのかどうか試してみてほしかった。井出が使
えるとなれば、まだ進出を決めたわけではないとはいえプレーオフに向けてオ
プションを一つ増やすことができるわけだし。


長崎からは強さは感じなかった。でもジェフにはない組織力の高さを感じた。
「どうすれば勝てるのか」ということを全員が共通理解していて、それをピッチの
上で体現しているかのようだった。個々の選手の能力ではジェフに分があると
思うけど、チーム力という面では長崎のほうが断然上であり、それを見せつけ
られた上での完敗だった。高木琢也監督、いいチーム作ってくるわ。ジェフは、
高木監督には熊本時代から幾度も手痛い目に遭わされてきたけど、今年もま
んまとしてやられてしまった。プレーオフに進めばもう一度長崎と対戦する可
能性があるけど、よっぽど対策練ってかかっていかないと同じ結果に終わるの
ではないかと思う。


関連記事
「2012天皇杯2回戦 ジェフ千葉-V・ファーレン長崎」

2013年10月31日

2013J2 横浜FC vs 千葉

2013年10月27日(日)
J2リーグ第38節(ニッパツ三ツ沢球技場) 観客 10,507人

横浜FC   (前半0-1、後半1-1)   ジェフ千葉


序盤から横浜FCの狙いは明確だった。「ディフェンスラインの裏を狙う」、
この一言に尽きた。ディフェンスラインの裏に出された浮き球に対して、
相手の前線の選手とジェフディフェンスの追いかけっこという状況が何度
となくあった。愚直なまでにこの攻撃は繰り返されたが、それでも失点し
なかったのはディフェンスがよくしのいだのと同時に運に恵まれたという
部分もあったと思う。さすがにハーフタイムでジェフの鈴木淳監督も対策
を講じたようで、後半はそういうシーンはほとんど見られなくなった。

皮肉なことにさんざん裏を狙っていた横浜FCは、自分たちのディフェン
スラインの裏をつかれて先制を許すことになる。MF16佐藤健太郎がゴ
ール前に出した浮き球に対し、横浜FCは2人のディフェンスの選手がボ
ールに寄せようとしたが、処理をもたつく間にMF6田中佑昌がそのボー
ルをかっさらい、GKと1対1の状況から冷静にゴールへとボールを流し
込んだ。ジェフの前半のチャンスってFW37ケンペスがシュートをポスト
に当てたのと、この田中のゴールくらいだったと思う。少ないチャンスを
確実にいかして1点リードでハーフタイムを迎えた。


だが後半9分、右サイドからゴール前に上がったクロスをFW9黒津勝
ヘッドで合わされ、ボールはゴール右隅上へと吸い込まれて同点に追い
つかれてしまった。この場面は、
1  ノープレッシャーでクロスを上げさせてしまった
2  ディフェンスが黒津にヘッドで競り負けた
  (高さのあるキム ヒョヌンの不在が響いたか)
3  陽射しのまぶしさ(後半は正面から日を浴びていたのでハイボール
   の処理は難しそうだった)でGK1岡本昌弘の反応も一瞬遅れたか
これらの要因が重なった上での失点だった。

後半は前半よりも得点チャンスはあったと思う。この日は田中のところに
やたらとチャンスボールがいっていたが、前半に1点挙げている田中も
ヘッドやボレーを決めることができず、なかなか勝ち越し点は奪えない。
残り時間も少なくなり、ちょっと厳しいなあと思い始めた後半42分、途中
出場のMF39谷澤達也から右サイドへと走りこんでいたDF3竹内彬
とパスが出る。竹内が右サイドを駆け上がって上げたクロス(敵将・山口
素弘
監督曰く「ボテボテのクロス」)をケンペスがこれまたジャストミート
とは言い難かったけど、右足に当ててコースもうまくGKの手の届かない
ところへと転がってゴールイン。この勝ち越し点を最後まで守りきって、
ジェフがプレーオフ進出に向けて貴重な勝点3を挙げたのだった。


ちょっと動くの遅いかなとも思ったけど、この試合での選手交代はまあ的
確だったなと思う。勝ち越し点の1分前にはFW30森本貴幸を投入して
いたし、勝ち越し直後にはDF33高橋峻希に代えてDF15大岩一貴を投
入。横浜FCが後半38分に長身のFW38田原豊を投入してパワープレ
ーに出てこようかというところだったので、「スピードの峻希」よりも「高さ
の大岩」で対策を講じたのだろうと思う。

今月の試合の中では最もチーム自体の出来はよくなかったと思うけど、
それでもきわどくではあるが勝ちきった。もしかして少しずつチームとし
ても成長していってるのかな? そんなことを感じたゲームだった。


<余談>
今回初めて気づいたけど、ニッパツってホームチームの得点チャンス
シーンだけでなく、相手チームの得点チャンスシーンもちゃんと電光の
ビジョンでリプレーやるのね。フクアリはジェフのチャンスシーンしかや
らないはずなのでちょっとビックリだった。


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「2011J2 ジェフ千葉-横浜FC」
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2013年10月26日

2013J2 千葉 vs 熊本

2013年10月20日(日)
J2リーグ第37節(フクダ電子アリーナ) 観客 7,345人

ジェフ千葉   (前半3-0、後半3-0)   ロアッソ熊本


結果的には、FW37ケンペスのハットトリックの活躍もあり、大量6ゴールを
奪って大勝したわけだけど、立ち上がりから先制点を奪う前半30分過ぎまで
は熊本のほうが出来はよかったと思う。熊本の攻撃からは丁寧にパスを回し
て崩していこうという意図が見えたし、ジェフのほうはやや受けに回ってしまっ
ていたのではないかと思う。

それが、33分にDF11米倉恒貴のグラウンダークロスをMF6田中佑昌がき
れいに合わせて先制すると、スイッチが入ったかのごとく2分後にケンペス、
そのまた3分後にはDF33高橋峻希がリーグ戦初ゴールを決めて3-0。
わずか5分の間に3点奪って一気に試合の流れを引き寄せると、後半もケン
ペスの2ゴールに加えて、試合終了間際には途中出場のFW30森本貴幸
で移籍後初ゴールを決めた。森本のゴールは、米倉のシュートのこぼれを
押し込んだという「ごっつぁんゴール」だったけど、この得点によって吹っ切れ
てくれるのではないかと期待している。


熊本は後半22分に今季限りでの引退を表明しているFW39北嶋秀朗が投入
されたが、試合の流れを変えるまでには至らなかった。むしろ北嶋よりも後半
35分に投入されたMF30仲間隼斗のほうが自分は見ていて嫌な存在だなと
思った。岡山戦で見たときもいい選手だなと思ったけど、仲間には一人でドリ
ブル突破してチャンスメイクできる力強さがある。スタメンで出てこられていた
ら厄介だった気がする。あと、岡山戦で2トップの一角としてボールキープ力
の高さを示し、攻撃の起点となっていたFW9ファビオがこの日はベンチ入り
すらしていなかった。ここ最近は試合に出ていないようだし、ケガなのかな? 
ファビオの不在もジェフにとっては幸いしたのかもしれない。


前線の選手ばかりが目立った試合だったけど、この試合でいい働きをしてい
たのはMF13山口慶だった。豊富な運動量で動き回り、通ったらピンチになり
そうなパスをことごとくカットして相手の攻撃をつぶした上、前線にもいいパス
を出していた。正直なところ、慶がここまでこのチームの中で機能するとは思
ってもみなかった。MF7佐藤勇人を押さえてスタメン起用されただけのことは
あったようだ。そしてもう一人、MF10兵働昭弘もこの試合ではいいスルーパ
スを出していた。涼しくなってきて体のキレも戻ってきたかな。

これからはもう総力戦で戦っていかなければならないし、一戦一戦食うか食
われるかの気の抜けない戦いが続いていく。試合に出ている選手はもちろん
のこと、出ていない選手もチャンスを与えられたときには最高のパフォーマ
ンスを出せるように準備していてもらいたいと思う。チームが一丸となって戦
うことができなければ、J1昇格という目標の達成は覚束ないものとなってし
まうわけだから。


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「2012DAKKANジェフ vs熊本」
「2011J2 ジェフ千葉-ロアッソ熊本」