2016年12月03日

こんな形での別れはつらすぎるわ

2012年にセレッソ大阪、13~14年はジェフ千葉に在籍したブラジル人
FWのケンペスが、現在在籍していたシャペコエンセの選手たちを乗せた
飛行機の墜落事故に巻き込まれ、命を落とした。ケンペスはジェフに所属
した2シーズンの77試合で38得点を挙げる抜群の決定力を見せてくれ
た選手だった。

今回の件を受けて、ケンペスが在籍した2シーズンにおいて自分が書い
てきたジェフの試合の記事をもう一度見直してみた。そして目にとまった
のが以下の2試合の記事だった。


2013年5月3日(金)
J2リーグ第12節(フクダ電子アリーナ) 観客 10,296人

ジェフ千葉  2 (前半0-0、後半2-0) 0  愛媛FC

そうして攻勢に転じられるようになったところで先制点は生まれた。65
分、左サイドDF15大岩一貴からゴール前にクロスが上がると、これを
FW37ケンペスが競り勝ってヘディングシュートでゴールネットを揺らし
た。大岩曰く「ミスキック」だったらしいが、それでもそれを強引にねじ込
んだケンペスの決定力に助けられたゴールでもあった。


2014年5月31日(土)
J2リーグ第16節(フクダ電子アリーナ) 観客 8,083人

ジェフ千葉  1 (前半1-0、後半0-0) 0  愛媛FC

惜しいシーンもあったがなかなかゴールは奪えず、両チーム無得点の
まま迎えた前半34分、ジェフはDF17中村太亮からのコーナーキック
にFW9ケンペスがきれいにヘッドで合わせて先制。マークがついてい
てもものともせず、すべてをなぎ倒して決めてしまう力強さを持ち合わ
せているFWはこのチームにはケンペスしかいない。ほんのわずかな
隙間をこじ開けたゴールでもあった。


ケンペスのイメージって、この自分が書いてきたことがすべてを物語っ
ているのよね。FWらしいFWであり、力技でゴールを決めきってしまう、
それに尽きる。今回亡くなったこととは関係なく、ジェフの試合をともに
観戦している父とは、「ケンペスのようなゴリゴリのFWが今のジェフに
は必要だ」という話をごく最近までしていたところだった。

今季ジェフに在籍して10ゴールを挙げたブラジル人FWエウトンは、
ケンペスとは違って足元の技術に長けたテクニカルなタイプのFWだ
った。エウトンはケンペスのようなFWが相方にいれば、もっとゴール
数を伸ばせたのかもしれないなと思った。


ケンペスがジェフを退団するときに残したコメントの一部を紹介しよう。

「私はジェフを離れますが、ジェフを応援してます!1人のジェフ
サポーターが増えましたね!本当にありがとうございました!」

人柄がにじみ出ているコメントであり、この結びの言葉に涙したジェフ
サポーターも多かったと聞いている。今読み返しても涙出そうになるな。
ジェフはチームに大きく貢献してくれた選手であり、なおかつ貴重な一
人のサポーターを失うことになってしまったのだ。


セレッソやジェフで一緒にプレーしていた選手たちの追悼コメントもたくさ
ん目にした。それを読むと、サポーターだけでなく選手たちにも愛されて
いた存在だったんだなと実感させられた。なぜこのような事故が起きてし
まったのか…。生きてさえいればOB戦などのイベントでまたフクアリに来
ることもできたはずであり、まさに痛恨の極みというほかない。ケンペス、
こういう形で永遠の別れを迎えたくはなかったよ。どうか安らかに…。

2016年11月10日

2016J2 千葉 vs セレッソ大阪

2016年11月3日(木)
J2リーグ第39節(フクダ電子アリーナ) 観客 10,948人

ジェフ千葉   (前半1-0、後半2-0)   セレッソ大阪


サポーターとしてはどうかと思うけど、正直なところこの試合に勝つとは
思っていなかった。7試合勝ちなし、4試合連続無得点中だったチーム
がJ1昇格を争っているチームから3点取って勝つというのはさすがに
事前にイメージはできなかった。もっとも、第35節で対戦した京都も前
の試合まで5試合連続無得点だったのに、ジェフ戦では3点取って快勝
したんだよね。「(ゴールは)入らんときはとことん入らんし、入るときは
あっけないほどあっさり入る」ということなんだろうな。

自分は、この試合どころかもう今シーズンは勝てないかもしれないと思
っていた。前節、同じような順位にいる長崎に勝てなかったことでその
思いは強くなっていた。残り4節の対戦相手が、セレッソ、札幌のJ1昇
格争いを繰り広げている2チームと、金沢、讃岐というJ2残留争いをし
ている2チームであり、モチベーションの低いチームは見当たらない。
目標を失ってしまったジェフに勝てる要素があるようには思えなかった
のだが…。ホント、試合やってみないとわからないもんだね。


従来からの課題であった守備の粗が目立ち、そこを気にするあまりここ
のところ攻撃面でも持ち味が出せなくなっていたFW8井出遥也がこの
試合では2ゴールを挙げ、8試合ぶりの勝利に大きく貢献した。井出の
持ち味は、ドリブルを仕掛けて相手ディフェンスへと切り込んでいってシ
ュートまで持ち込めるところなんだけど、反面ボールを持ち過ぎるきらい
もあって、最近は試合に上手く入り込めていなかった。ただ、9月頃の
精彩を欠いていた時期と比べると、ここ2試合ほどのホームゲームでは
だいぶ状態もよくなってきてるなというのは感じていた。井出の場合、
守備のことはあまり気にせず、のびのびとプレーさせてやったほうがい
いのだろうな。


セレッソは、パス回しを見ていると個々のスキルは明らかにジェフより
上だなと思った。だが、らしくないパスミスも散見され、チーム状態はあ
まりよくなかったようだ。試合の後半はMF6ソウザが積極的に前線に
顔を出すようになり、ちょっと嫌な感じだなと思っていたが、得点を奪う
までには至らなかった。

セレッソで印象に残った選手は、後半19分から出てきたFW11リカルド
サントス
だった。リカルド サントスは敗色濃厚となった試合終了間際、
タッチを割ったボールに対してわざわざボールボーイのところまで走っ
ていって素早くボールを出させ、早くプレーを再開して1点でも返そうと
いう姿勢を見せていた。これは敵ながら評価できる選手だなと思った。
シーズン後半になってからは出場機会が減り、チーム内での評価はあ
まり高くないのかもしれないけど、試合にかけるこの姿勢がいつか実を
結ぶときが来るといいね。プレーオフで活躍の機会があればいいのだが。


関連記事
「2015J2 千葉 vs セレッソ大阪」

2016年11月08日

2016J2 千葉 vs 長崎

2016年10月30日(日)
J2リーグ第38節(フクダ電子アリーナ) 観客 9,088人

ジェフ千葉   (前半0-0、後半0-0)   V・ファーレン長崎


ジェフは前半から長崎のお株を奪うような前線から相手にプレッシャーかけ
てのボール奪取がはまっていた。長崎は前半45分の間、ほぼ攻撃の形を
作ることができなかった。ただ、ジェフは圧倒的にボールを支配して攻めて
いたけれど、なかなかシュートまではいけていなかった。相手がミスしてチ
ャンスをくれても、こっちもミスしてそれをチャラにしてしまう。お互い中位に
甘んじて、J1昇格プレーオフ進出の可能性もほぼなくなったチーム同士の
対戦らしい凡戦だったと言えるのかもしれない。


ジェフはMF7佐藤勇人が積極的に攻撃に絡んでいっていた。ボランチの
相方であるMF22アランダが中盤で軒並みボールを回収してくれるので、
安心して前に飛び出していけていたのかもしれない。なお、決定力は…。

また、左サイドバックで先発出場した20歳のDF28乾貴哉も積極的な攻め
上がりを見せていた。乾はホーム山形戦で試合終了間際に少しだけプレー
したのは見たことあったが、ホームでの先発出場はこの試合がプロ2年目
にして初めてだった。ドリブルで左サイドを駆け上がって相手ディフェンスを
抜き去っていったのにはかなり驚かされた。いいドリブルのテク持ってるわ。
1列前のMFでも使えるのかもしれない。ディフェンス面でも体をすっと巧み
に入れ替えてボール奪取するシーンがあり、試合前は経験不足を不安視
していたが、「なかなかどうして結構やるじゃん」と逆に唸らされたのだった。

コーナーキックなどのセットプレーも、乾(187cm)とセンターバックのDF
26岡野洵
(185cm)が入ったことにより、以前よりは得点の可能性を感
じるようになってきた。乾も岡野もたまにポカをやってピンチを招いてしま
うこともあるけれど、そこは温かい目で見守ってあげなければいけない。
何といっても、2人は将来のジェフを背負って立つことになるであろう期待
の若武者なのだから。


ジェフと長崎はともにこの試合がドローに終わったことによって、昇格プレー
オフ進出圏内である6位以内に入れる可能性はなくなり、J1への道は閉ざ
されることとなった。


関連記事
「2014天皇杯 長崎 vs 千葉」  「2014J2 千葉 vs 長崎」
「2013J2 千葉 vs 長崎」
「2012天皇杯2回戦 ジェフ千葉-V・ファーレン長崎」

2016年10月22日

2016J2 千葉 vs 松本山雅

2016年10月16日(日)
J2リーグ第36節(フクダ電子アリーナ) 観客 12,732人

ジェフ千葉   (前半0-2、後半0-1)   松本山雅FC


前半38分に先制されるまでは互角以上の戦いができていた。そういう意味
では、前節京都戦に比べれば選手の出来そのものはよかったと思う。しか
し、先制を許すと、4分後にはDF20若狭大志がペナルティエリア内で相手
選手を引き倒し、この試合2枚目のイエローカードで退場。おまけにPKも献
上し、これを決められて0-2。2点差つけられたうえに1人少なくなった段
階でほぼ勝負の趨勢は見えてしまった。後半にコーナーキックの流れから
ヘッドで押し込まれて0-3。なんとか一矢報いたいところだったが、後半は
チャンスもあまり作れず、そのまま試合終了。ホームで2試合連続0-3と
いう無残な結果に終わった。

何が一番悔しいってね、大挙して駆けつけた松本山雅のサポーターに気持
ちよく応援されて気持ちよく帰らせてしまったことかな。アウェイサポにはホ
ームの力を見せつけて、歯ぎしりさせたり地団駄踏ませるくらい悔しがらせ
ないといけないのに、それをホームのサポが味あわされてしまった。ホーム
チームのサポにこういう思いをさせてしまっていることを監督や選手たちは
肝に銘じて、今後の練習や試合に取り組んでいってもらいたいなと思う。


それにしても、若狭の退場を受けてMF8井出遥也を下げてDF26岡野洵
を投入したのには驚いた。岡野はこれがJリーグ初出場となったわけだが、
ベンチメンバー見ると確かに純粋なセンターバックの控えって岡野しかい
なかったのよね。DF5多々良敦斗MF15富澤清太郎も一応センターバ
ックはできるけど、多々良は右サイドバック、富澤はボランチでしか今季出
場してないはずなので、急遽そのポジションやらせるには無理があったの
でしょう。

岡野は難しい状況での出場ではあったけど、初出場にしては無難にこなし
てくれたのではないかと思う。3失点目のきっかけとなったコーナーキック
は岡野の状況判断ミスで与えてしまったものだったが、そういう痛い思い
もして選手は成長していくものだろうからこればかりは仕方ない。

実は岡野が出場を果たした状況って、今ベンチ入りしている櫛野亮GKコ
ーチがJリーグ初出場をしたときと全く同じだったりする。櫛野もその当時
の正GKだった下川健一がレッドカードを喰らって退場したのを受けて急
遽出番が回ってきたのだった。その試合は櫛野が出てきてからも次々と
ゴールを決められ、1-6という大敗を喫したが、櫛野はこの試合の出場
をきっかけにして出場機会を増やしていったと記憶している。ジェフのU-
18出身の岡野はジェフサポにとって希望の星でもある。岡野には櫛野同
様、これを機にレギュラー獲りに挑んでいってもらいたいところだ。


関連記事
「2014J2 千葉 vs 松本山雅」
「2013J2 松本山雅 vs 千葉」  「2013J2 千葉 vs 松本山雅」
「2012DAKKANジェフ vs松本山雅」

2016年10月19日

2016なでしこリーグ ジェフ vs 浦和

2016年10月15日(土)
なでしこリーグ1部第17節(フクダ電子アリーナ) 観客 1,845人

ジェフレディース   (前半0-0、後半0-1)   浦和レッズレディース
*前半20分過ぎから観戦


自分が試合見てたのって70分程度だけど、双方ゴールチャンスはあまり
ない試合だったと思う。そんな中、後半10分にフリーキック後の流れから
DF2長船加奈がヘディングシュートを決めて浦和が先制。この1点がその
まま決勝点となって浦和が勝利。ジェフはホーム最終戦を勝利で飾ること
はできなかった。


ジェフのFW9菅澤優衣香は、敵味方限らず周囲の選手と比べて一人だ
け体の厚みが違っていた。太っているというのではなくがっちりしている
のだ。こりゃ一人ぐらいマークついても弾き飛ばしちゃうくらいの体幹の
強さはありそうだなと思った。ただ、ジェフはこのスペシャルな存在であ
る菅澤をいかすことができなかった。

MF8安齋結花は幾度となく前線にボールを運んでいくんだけどその先
が続かない。菅澤がポスト役になってボール落としてもそれを味方が拾
えていなかった。あと、菅澤はべったりマークされてるわけだから、菅澤
をおとりにして別の選手が得点に絡む仕事をできればよかったんだろう
けれど、そういう攻めも見られなかった。得点チャンスで覚えているのは、
菅澤のヘディングシュートとオーバーヘッドキックのみ。攻撃は菅澤頼
みという印象が拭えず、ジェフが今季中位から下位あたりの順位をうろ
うろしているのがなんとなくわかるなあという試合だった。


この試合は14時キックオフだったんだけど、この試合の裏では13時キ
ックオフで浦和レッズとガンバ大阪のルヴァンカップ決勝が行われてい
た。フクアリに来てた浦和サポの人たちって、トップチームのタイトルが
かかったルヴァンカップではなくレディースの試合を選択したってことだ
よね。普段からトップとレディースの試合が被ることがよくあるのかは知
らないけど、フクアリに来ていた浦和サポのレディース愛にちょっと感心
してしまったのだった。