2017年05月25日

2017J2 千葉 vs 熊本

2017年5月21日(日)
J2リーグ第15節(フクダ電子アリーナ) 観客 10,068人

ジェフ千葉   (前半0-0、後半1-1)   ロアッソ熊本


毎度毎度同じような試合を見せられているような気がする。前半はともか
く、後半は圧倒的にボールを支配して攻めに攻めたが、得点は後半38分
FW50指宿洋史が個人技で決めた1点のみ。後半5分に先制されてい
たので価値ある同点ゴールではあったが、試合はドローに終わったため
勝点は1止まり。下位チームにはことごとく取りこぼすし、チームがよい方
向に進んでいるようには全く見えない。今後に向けて不安しか残らない試
合だった。


後半5分の失点シーンについては、自分のところからは副審がフラッグを
上げたのでオフサイドなのだろうと思ったが、主審は笛を吹かずにプレー
続行。ボールを持ってドリブルしていたFW11グスタボに対して、ジェフの
選手で対応していたのはDF3近藤直也のみ。他の選手はフラッグが上が
ったことでプレーを止めてしまっていた。その結果、シュートを決められ、
先制を許してしまったというわけだ。

その場ではわからなかったが、グスタボにボールが渡るきっかけとなった
のはFW8清武功暉のマイナスキックからということだったので、熊本の選
手が蹴ったボールではなかった以上オフサイドではないということは理解
した。副審は熊本の選手が蹴ったボールと勘違いしてフラッグを上げてし
まったらしい。「主審が笛を吹いていないのだから、セルフジャッジしてプ
レーを止めてしまったジェフの選手が悪い」とも言い切れないよね、これ。
清武のキックが不用意だった(ただし、熊本の選手に当たってグスタボの
前へいってしまったという情報もあり)ことは言うまでもないけど、それに
副審のミスジャッジが重なってしまったために起こった不運な失点だった。


ただ、そういうことがあったにしてもね、地力のあるチームなら得点取り返
して逆転まで持っていけるんだろうけれど、今のジェフにはそこまでの力は
ない。せっかくハイプレスによって高い位置でボール奪取しても、そこから
ゴール奪うまでの手筋が個人頼みで全く仕込まれていないように感じる。
FW9ラリベイは相当能力の高い選手であることは間違いないんだけど、
このラリベイをいかした攻撃がほぼできていないのだから、そう思ってしま
うのも無理はない。正直なところ、今シーズンは見ていてストレスが溜まる
ような試合内容が多いような気はする。

エスナイデル監督、理想を追い求めるのもいいけど同時に現実も見つめ
て下さいよ。勝点積み上げていかないとJ3降格っていうのもあることをほ
んとに理解してる? 今のまんまじゃ、夏場に選手の動きが落ちて全く勝
てなくなるか、夏場の失速を最小限度に食い止められたとしても、連勝は
ほとんどできずにただ漫然と勝ち負け分けを積み重ねるだけでシーズン
終わっちゃいますよ。江尻篤彦コーチや長谷部茂利コーチの進言をちゃ
んと取り入れたりしてますか? もうすでに日本人コーチとの間に溝がで
きてるような気がしてならないんだけど。


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「2013J2 千葉 vs 熊本」  「2012DAKKANジェフ vs熊本」
「2011J2 ジェフ千葉-ロアッソ熊本」

2017年05月16日

2017J2 千葉 vs 長崎

前節のアウェイ金沢戦のスタメンから、若狭大志熊谷アンドリューが出場
停止で外れ、北爪健吾もベンチ外。ラリベイはベンチスタートとなった。そし
て、若狭の入っていたセンターバックには岡野洵。北爪の位置の右サイドバ
ックには山本真希が回り、MFには佐藤勇人アランダ。FWには1トップとし
指宿洋史が入った。


2017年5月13日(土)
J2リーグ第13節(フクダ電子アリーナ) 観客 6,230人

ジェフ千葉   (前半1-0、後半4-0)   V・ファーレン長崎


選手は前節から4人入れ替わったが、基本的な戦い方は今までと特に変わ
ったわけでもなかった。そのせいか、前半は船山貴之のゴールで先制点は
挙げたものの、ボール保持率のわりには相変わらず点が入らないという印
象だった。それが後半、高橋壱晟に代わって町田也真人が投入されると流
れが一変した。清武功暉が後半だけで3ゴールを決め、船山も相手のミス
に乗じて2得点目を挙げ、後半だけで4得点。終わってみれば5-0の完勝
だった。

ジェフが90分以内に複数得点を挙げたのは開幕13試合目にして初めての
ことだったらしい。これまで3試合2得点した試合はあったが、2点目はいず
れも後半アディショナルタイムに記録されたものだった。これまで2点取るの
に苦労してたチームがいきなりの大量得点。長崎が後ろに引きこもって守り
を固めてくるチームではないこと、ジェフの入れ替わって起用された選手が
かっちりはまったことなど、いろいろな要素はありそうだけど、「戦術が特に
変わったわけでもないのに、こうもうまく回るものなのか」と思わされたのも
また事実だった。


清武のハットトリックは、ジェフの選手としては2013年にケンペスが記録し
て以来のことらしい。ケンペスはこの年、北九州戦、熊本戦、福岡戦の実に
三度記録しているのだが、お気づきのとおりすさまじいまでの九州キラーっ
ぷりを発揮していたのだな。なお、ケンペスのように複数回のハットトリック
は、1995年にウィントン・ルーファー、2003年に崔龍洙の二人がシーズ
ン2回という記録を残している。

また、清武のハットトリックは、ジェフの日本人選手としては2012年のアウ
ェイ町田戦
田中佑昌が記録して以来のことだった。なお、他にジェフの日
本人選手によるハットトリックは、1995年に新村泰彦、2006年に阿部勇
が記録していた。ジェフの日本人選手で複数回ハットトリックを記録した
選手はまだいない。清武はその第1号になれるだけの資質は十分持ってい
るのではないかと思う。


清武のハットトリックの陰に隠れてしまったが、船山の2得点も評価してあ
げたいところだ。昨シーズン、船山がゴールを挙げた試合は、ホーム横浜
FC戦
ホーム東京ヴェルディ戦ホーム清水戦(2得点)、アウェイ横浜F
C戦と4試合あったが、このうち勝ったのはホーム横浜FC戦のみ。船山の
ゴールはなかなか勝利に結びつかず、今季PKで初得点を挙げた山形戦
もドローだった。とにかく船山がゴールを挙げた試合でやっと勝つことがで
きてよかったわ。


長崎を完封できたのは、得点源であるファンマをシュート0に封じ込み、仕事
をさせなかったのが大きかったように思う。それでも、2列目からの飛び出し
でディフェンスラインの裏を突かれ、フリーで撃たれた澤田崇のシュートがポ
ストを叩いたり、中村慶太との1対1を佐藤優也がセーブして防いだりといっ
たシーンもあり、長崎に点が入っていても決しておかしくはなかった。双方に
もう少し決定力があったら7-2ぐらいのスコアになっていたかもしれないな。


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「2013J2 千葉 vs 長崎」
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2017年05月01日

2017J2 千葉 vs 徳島

2017年4月29日(土)
J2リーグ第10節(フクダ電子アリーナ) 観客 9,077人

ジェフ千葉   (前半1-0、後半1-0)   徳島ヴォルティス


この日自分は私用があって、前半終了とともにスタジアムを後にしたんだ
けど、前半14分にDF27馬渡和彰がレッドカード出されて退場になってし
まったことが、やはり試合結果に色濃く影響を与えてしまったなとは思う。
残り80分余りを1人少ない状況で戦うことを余儀なくされた徳島にとって
は、馬渡の退場は相当な痛手だったことだろう。


馬渡が一発レッドカードで退場になった場面は、自分の客席からは遠いサ
イドで起こった出来事だった。ただ、ボール持ってた人を小突いたのは自
分にもわかった。ボール持ってたのがボールパーソンだったのか、ジェフ
のコーチングスタッフだったのかはすぐにはわからなかった。でもジェフの
スタッフだったらすぐに小競り合いになっていただろうから、おそらくボール
渡そうとしていたのはボールパーソンだったのだろうなとは思った。レッド
カードが出されたのは自分には見えなかったが、電光掲示板から1人分
の選手名が消えたことによって退場になったことは理解した。

「ボール出すのが遅かった」云々と言われているけれど、少なくとも自分か
らはそういう風には見えなかった。というか、もっと露骨にボール出すの遅
らせたのならともかく、選手としてあれで激高しちゃいかんだろう。相手選
手に手を出したのならばまだしも、試合運営の補助をしてくれているボー
ルパーソンに手を出してしまったのはなんともまずかったかなと。あれで退
場になってしまったのはやむ無しかなという気がする。


フクアリのジェフのホームゲームでは、ジェフの育成年代や千葉県内の高
校サッカー部員が主にボールパーソンを務めている。そして、この徳島戦
を担当したジェフU‐14の選手たちが、ボールパーソン担当になることが
シーズン通じて最も多いのではないかと思う。その役割を担うことが最も
多いということもあってU‐14の選手たちは手慣れているからか、見てい
てあまりストレスを感じることはない。つまりすぐにボールが出てこないと
いうことはあまりないということだ。だからフクアリでの試合における最も優
秀なボールパーソンはU‐14の選手たちなのではないかと思う。そう考え
ると、この試合では仮にU‐14の選手たちではない集団がボールパーソン
を担当していたとしても、結局この問題は起こってしまっていただろう。だっ
て最も優秀であるはずのU‐14をもってしてもこの出来事を防ぐことはでき
なかったのだから。


ジェフについては、相変わらずの得点力不足で頭が痛いところだ。前半23
分のMF32高橋壱晟の先制ゴールのとき、徳島は負傷でピッチから離れ
ている選手がいて通常よりも2人少ないという状況だった。数的優位をうま
くいかしたというわけだが、その後は1人多い状況が続いたにもかかわらず、
2点目は後半アディショナルタイムまで待たなければならなかった。ある程
度の失点は覚悟しなければならないサッカーをやっているのだから、得点
力の向上は必須課題である。「2点取られたら3点、3点取られたら4点取っ
て勝つ」。いいか悪いかは別にして、今シーズンのジェフにはそれしか生き
残る道はないのだから。


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2017年04月09日

2017J2 千葉 vs 群馬

2017年4月8日(土)
J2リーグ第7節(フクダ電子アリーナ) 観客 7,361人

ジェフ千葉   (前半0-1、後半1-0)   ザスパクサツ群馬


しょっぱい試合だったわ。前半の出来はホームゲームで今季最もひどかった。
ハイプレスで来る相手にペースを握られ、開始わずか5分で失点。その後も
ディフェンスラインが慌てふためくシーンが幾度もあり、群馬に決定力があっ
たら3~4点は取られていただろう。前半終わった段階でブーイングしてもい
いわとすら思った。

フアン・エスナイデル監督も前半の出来にさぞやご立腹だったのだろう。いつ
もならハーフタイムには控え選手が出てきてピッチで練習するんだけど、控え
選手は一人も出てこなかった。恐らく控え選手も含めて全員でミーティングと
いうことになったのだろう。

後半、ケガで戦列を離れていてこの試合が復帰戦となったMF10町田也真人
が投入されると、試合の流れが変わった。監督から相当カツを入れられたで
あろうことに加えて、前半の風下から後半風上に立ったことも相まって、ジェフ
がボールを保持して攻められるようになった。そして後半22分にMF32高橋
壱晟
の同点ゴールが生まれた。

その後も圧倒的に攻めていたという印象だったが勝ち越し点は奪えず、1-1
のドローで試合終了。前半あれだけ決定機作られながらも1失点で済んだの
は運がよかったとも思うが、逆に後半あれだけ攻めながら1点しか取れなかっ
たというのが何とももったいない。開幕6連敗中だった群馬相手にドローという
結果はほぼ負けに等しいと言っていいだろうと思う。


京都・群馬と下位で苦しんでいるチーム相手にホームで連続ドロー。薄々感じ
てはいたが、ジェフの今季のサッカーだと相手の調子がいい悪いは結果にあ
まり関係してこないなというのが確信に変わりつつある。つまり、ジェフの選手
たちが自分たちのサッカーをやり切ることができるかどうかにすべてがかかっ
ているのだなと。ジェフは京都戦も群馬戦もミスだらけで、ピンチになっている
場面だけ切り取っても大半が自滅からそういう状況招いてしまってるわという
印象しかなかった。これでは勝てるわけないし、相手が調子悪くてもこっちも
付き合ってるんだからどうにもしようがない。

あと、勝つためには得点力を上げていかないといけないんだけど、その部分
がまだ物足りない。とにかくFW9ラリベイに得点を取らせるパターンを構築し
ないと今後も厳しいと思う。今の攻撃見てるとラリベイに点取ってくれっていう
のはほぼ無理だわ。左右からのクロスボールにせよ、ゴール前でのラストパ
スにせよ、ラリベイが決められるボールはほとんどいっていない。ラリベイは
献身的に働いてくれているけど、前向いてシュート撃てる場面は試合見てて
もなかなかない。ラリベイががっちりマークされているのであれば、他の選手
がそれを逆手にとってしっかり決めないとね。ラリベイの得点が伸びていかな
ければ、チームの得点力も上がっていかないし、イコール勝ちにも結び付か
ない。ラリベイをいかしきれていないのが何とももどかしい限りだ。


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2017年04月02日

2017J2 千葉 vs 京都

2017年4月1日(土)
J2リーグ第6節(フクダ電子アリーナ) 観客 7,716人

ジェフ千葉   (前半1-1、後半1-1)   京都サンガF.C.


何とも評価の難しい試合だった。試合を通じてのボール保持率は、ジェフ66%、
京都34%。つまりボールを保持している時間はジェフのほうが圧倒的に長かっ
た。ただ、シュート数は、ジェフ13、京都12とほぼ互角。枠内にいったシュート
はジェフのほうが多かったような気はするけど、GK1菅野孝憲にことごとく弾き
出されてしまった。

1-2とリードを許し、敗色濃厚かと思われた後半アディショナルタイム。左サイ
ドに位置していたMF21ホルヘ サリーナスからのゴール前へのクロスボールを
DF3近藤直也がヘッドでゴール隅にねじ込み、土壇場でジェフは同点に追いつ
いた。この日の菅野は当たりに当たっていて生半可なシュートでは決まらないな
と思っていた。それだけに難攻不落といった雰囲気すら醸し出していた菅野から
近藤が執念で奪った同点ゴールは、勝点1以上の価値のあるゴールだった。


3連敗は免れたわけだけど、試合全体の印象としては勝たなければいけない試
合だったと思う。ジェフも京都もいいサッカーをしていたかというとそういうわけで
はなく、お互いミスだらけの凡戦だった。ジェフは前半8分に見事なパスワークか
FW8清武功暉のゴールで先制し、その後もボールを支配して攻め続けたが、
同24分にFW22小屋松知哉に同点ゴールを決められ、それまでのいい流れを
そこで断ち切られてしまった。

この失点シーンは何とも形容し難いものだった。ヘッドのこぼれ球が小屋松の前
に転がってしまい、GK23佐藤優也が飛び出してクリアにいくもかわされて無人
のゴールに蹴りこまれてしまった。ハイラインの弊害なのか、単にディフェンスの
ポジション取りのミスなのか。ともかく同点になってからは五分の展開に持ち込ま
れてしまい、さらに後半15分に勝ち越し点を献上してからは京都が守りに入った
こともあって、パスを回してもなかなかシュートまで持ち込めないという展開が続
いた。点が入りそうな感じはあまりなかった中、よくぞ近藤は決めてくれたと思う。


正直なところ、お互い下手だったけどやってるサッカーの質では京都よりもジェフ
のほうが上だったと思う。ただ、サッカーの質で上回ったからといって勝てるわけ
ではない。今季のジェフは昨年までと比べると見ていて面白いサッカーしている
とも思うが、それと試合に勝てるかどうかは基本的に別というのと同じことだろう。

ジェフが今季取り組んでいるハイプレス・ハイラインサッカーは、相当難易度の高
い戦術だと思う。選手全員がプレーの精度を上げていかないとこの戦術は成立し
ないし、勝てるようにはなっていかないと思う。フアン・エスナイデル監督がこれま
で指揮してきたチームでわりと短命に終わっているのもなんとなく理解できるよう
な気がする。おそらく戦術が確立されるところまで至る前にチームがしびれを切ら
してしまうのだろう。監督ころころ変えてきたジェフのフロントやサポーターが、結
果出るまで時間がかかりそうな(しかもいい結果が出る保証はない)このサッカー
に果たして耐えることができるのだろうか。


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