2017年04月09日

2017J2 千葉 vs 群馬

2017年4月8日(土)
J2リーグ第7節(フクダ電子アリーナ) 観客 7,361人

ジェフ千葉   (前半0-1、後半1-0)   ザスパクサツ群馬


しょっぱい試合だったわ。前半の出来はホームゲームで今季最もひどかった。
ハイプレスで来る相手にペースを握られ、開始わずか5分で失点。その後も
ディフェンスラインが慌てふためくシーンが幾度もあり、群馬に決定力があっ
たら3~4点は取られていただろう。前半終わった段階でブーイングしてもい
いわとすら思った。

フアン・エスナイデル監督も前半の出来にさぞやご立腹だったのだろう。いつ
もならハーフタイムには控え選手が出てきてピッチで練習するんだけど、控え
選手は一人も出てこなかった。恐らく控え選手も含めて全員でミーティングと
いうことになったのだろう。

後半、ケガで戦列を離れていてこの試合が復帰戦となったMF10町田也真人
が投入されると、試合の流れが変わった。監督から相当カツを入れられたで
あろうことに加えて、前半の風下から後半風上に立ったことも相まって、ジェフ
がボールを保持して攻められるようになった。そして後半22分にMF32高橋
壱晟
の同点ゴールが生まれた。

その後も圧倒的に攻めていたという印象だったが勝ち越し点は奪えず、1-1
のドローで試合終了。前半あれだけ決定機作られながらも1失点で済んだの
は運がよかったとも思うが、逆に後半あれだけ攻めながら1点しか取れなかっ
たというのが何とももったいない。開幕6連敗中だった群馬相手にドローという
結果はほぼ負けに等しいと言っていいだろうと思う。


京都・群馬と下位で苦しんでいるチーム相手にホームで連続ドロー。薄々感じ
てはいたが、ジェフの今季のサッカーだと相手の調子がいい悪いは結果にあ
まり関係してこないなというのが確信に変わりつつある。つまり、ジェフの選手
たちが自分たちのサッカーをやり切ることができるかどうかにすべてがかかっ
ているのだなと。ジェフは京都戦も群馬戦もミスだらけで、ピンチになっている
場面だけ切り取っても大半が自滅からそういう状況招いてしまってるわという
印象しかなかった。これでは勝てるわけないし、相手が調子悪くてもこっちも
付き合ってるんだからどうにもしようがない。

あと、勝つためには得点力を上げていかないといけないんだけど、その部分
がまだ物足りない。とにかくFW9ラリベイに得点を取らせるパターンを構築し
ないと今後も厳しいと思う。今の攻撃見てるとラリベイに点取ってくれっていう
のはほぼ無理だわ。左右からのクロスボールにせよ、ゴール前でのラストパ
スにせよ、ラリベイが決められるボールはほとんどいっていない。ラリベイは
献身的に働いてくれているけど、前向いてシュート撃てる場面は試合見てて
もなかなかない。ラリベイががっちりマークされているのであれば、他の選手
がそれを逆手にとってしっかり決めないとね。ラリベイの得点が伸びていかな
ければ、チームの得点力も上がっていかないし、イコール勝ちにも結び付か
ない。ラリベイをいかしきれていないのが何とももどかしい限りだ。


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2017年04月02日

2017J2 千葉 vs 京都

2017年4月1日(土)
J2リーグ第6節(フクダ電子アリーナ) 観客 7,716人

ジェフ千葉   (前半1-1、後半1-1)   京都サンガF.C.


何とも評価の難しい試合だった。試合を通じてのボール保持率は、ジェフ66%、
京都34%。つまりボールを保持している時間はジェフのほうが圧倒的に長かっ
た。ただ、シュート数は、ジェフ13、京都12とほぼ互角。枠内にいったシュート
はジェフのほうが多かったような気はするけど、GK1菅野孝憲にことごとく弾き
出されてしまった。

1-2とリードを許し、敗色濃厚かと思われた後半アディショナルタイム。左サイ
ドに位置していたMF21ホルヘ サリーナスからのゴール前へのクロスボールを
DF3近藤直也がヘッドでゴール隅にねじ込み、土壇場でジェフは同点に追いつ
いた。この日の菅野は当たりに当たっていて生半可なシュートでは決まらないな
と思っていた。それだけに難攻不落といった雰囲気すら醸し出していた菅野から
近藤が執念で奪った同点ゴールは、勝点1以上の価値のあるゴールだった。


3連敗は免れたわけだけど、試合全体の印象としては勝たなければいけない試
合だったと思う。ジェフも京都もいいサッカーをしていたかというとそういうわけで
はなく、お互いミスだらけの凡戦だった。ジェフは前半8分に見事なパスワークか
FW8清武功暉のゴールで先制し、その後もボールを支配して攻め続けたが、
同24分にFW22小屋松知哉に同点ゴールを決められ、それまでのいい流れを
そこで断ち切られてしまった。

この失点シーンは何とも形容し難いものだった。ヘッドのこぼれ球が小屋松の前
に転がってしまい、GK23佐藤優也が飛び出してクリアにいくもかわされて無人
のゴールに蹴りこまれてしまった。ハイラインの弊害なのか、単にディフェンスの
ポジション取りのミスなのか。ともかく同点になってからは五分の展開に持ち込ま
れてしまい、さらに後半15分に勝ち越し点を献上してからは京都が守りに入った
こともあって、パスを回してもなかなかシュートまで持ち込めないという展開が続
いた。点が入りそうな感じはあまりなかった中、よくぞ近藤は決めてくれたと思う。


正直なところ、お互い下手だったけどやってるサッカーの質では京都よりもジェフ
のほうが上だったと思う。ただ、サッカーの質で上回ったからといって勝てるわけ
ではない。今季のジェフは昨年までと比べると見ていて面白いサッカーしている
とも思うが、それと試合に勝てるかどうかは基本的に別というのと同じことだろう。

ジェフが今季取り組んでいるハイプレス・ハイラインサッカーは、相当難易度の高
い戦術だと思う。選手全員がプレーの精度を上げていかないとこの戦術は成立し
ないし、勝てるようにはなっていかないと思う。フアン・エスナイデル監督がこれま
で指揮してきたチームでわりと短命に終わっているのもなんとなく理解できるよう
な気がする。おそらく戦術が確立されるところまで至る前にチームがしびれを切ら
してしまうのだろう。監督ころころ変えてきたジェフのフロントやサポーターが、結
果出るまで時間がかかりそうな(しかもいい結果が出る保証はない)このサッカー
に果たして耐えることができるのだろうか。


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2017年03月16日

2017J2 千葉 vs 名古屋

名古屋と対戦するのはジェフがJ1にいた2009年以来8年ぶりとなる。
その8年の間は天皇杯でも対戦はなかったんじゃないかな。名古屋もこ
のオフでだいぶ選手の入れ替わりがあった。かつてジェフに在籍したこ
とのある竹内彬(→大分)、松田力(→福岡)はチームを去ったが、FW
11佐藤寿人
(広島→)が新たにチームに加わった。もっとも、寿人がジ
ェフにいたのはもう10年以上前のことであり、あまりその頃のことは自
分も覚えていないが。


2017年3月11日(土)
J2リーグ第3節(フクダ電子アリーナ) 観客 13,877人

ジェフ千葉   (前半1-0、後半1-0)   名古屋グランパス


序盤からハイプレスが機能して、ボールを保持して攻める時間のほう
が守備に回る時間よりも圧倒的に長かったように感じた。それでもなか
なか最後のところで崩しきれなかったが、待望の先制点は前半44分。
フリーキックからMF21ホルヘ サリーナスがゴール前に入れたクロス
DF33西野貴治がきれいにヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。
この得点シーンは、西野の他にもDF24イ ジュヨンFW9ラリベイもゴ
ール前に飛び込んでいっており、相手ディフェンスにかなりの圧をかけ
ることができた攻撃だったように思う。

後半もボールを支配して優位に試合を進める状況が続いたが、ハイプ
レス・ハイラインを実践しているので、時間の経過とともに選手たちの動
きは鈍くなり、相手の攻撃を受ける時間も出てくるようになった。しかし
後半アディショナルタイム、カウンター攻撃から途中出場のFW8清武
功暉
がゴールを決めて試合を決定づける2点目。結局このまま2-0で
ジェフが勝利し、J1昇格有力候補の名古屋を見事に撃破したのだった。


まだ得点こそ挙げられていないが、ラリベイはなかなかいいなという印
象を持った。ゴール前に張りついているだけでなく広範囲に動いてくれ
るし、守備もさぼらずにやってくれる。ヘッドも強いし、足元もかなり巧
い。前半には相手にマークされながらもヘディングシュートを放ち、GK
1楢崎正剛
の好セーブに阻まれるというシーンもあった。心配しなくて
もそのうち点は取ってくれると思うが、1点取れればそれをきっかけに
ゴールを量産してくれそうだなという期待感もある。今後チーム浮沈の
カギを握る存在となることは間違いないだろう。


正直なところ、早い段階で名古屋と対戦できたのはラッキーだったと思
う。名古屋はまだチームとしての戦術が練り切れていないのではない
かと感じたからだ。J1あまり見てないので風間八宏監督のサッカーを
自分はよく知らないのだけど、ボールポゼッションしてショートパスをつ
ないでくるというのが基本ベースにあるのかな。でも寿人もまだあまり
いかしきれていない感じに見えた。

あと、風間監督はおそらく相手の出方に対して対策を練ってくるのでは
なく、自分たちのサッカーをやって相手を圧倒するという手法をとってく
る方なのだと思う。でもそれはすぐにできるようになるわけではなく、戦
術の浸透にはそれなりに時間を要するのだろう。だから現状攻撃面は
構築過程にあり、まだ完成を見ていない。それに加えてジェフのハイプ
レス・ハイラインに対してその穴を突くような攻撃を仕掛けてくるわけで
もない。おそらくアウェイで対戦するときの名古屋は今よりはるかに怖
いチームに仕上がっていると思うが、今回に関してはまだその域にま
では遠く達していないということなのだろう。シーズン序盤の対戦で叩
けてよかったというところかな。

2017年03月09日

2017J2 千葉 vs 山形

2017年3月4日(土)
J2リーグ第2節(フクダ電子アリーナ) 観客 11,807人

ジェフ千葉   (前半0-0、後半1-1)   モンテディオ山形


前半、ボールを支配して攻めまくったが得点は挙げられなかった。こう
いう展開では得てして後半流れが変わってしまうのが常であり、案の
定53分にサイドからペナルティエリア内深くに侵入され、最後はFW
11阪野豊史
に決められて先制を許してしまった。しかしその7分後に
FW9ラリベイがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これをFW
11船山貴之
が落ち着いて決め、すかさず同点に追いついた。その後
はどちらも得点奪えそうなところはあったものの決めきれず、1-1の
ままタイムアップ。開幕戦を白星発進したチーム同士の対戦は、ドロ
ーで勝点1を分け合う結果に終わった。


ちばぎんカップはテレビでしか見なかったが、フクアリで先月行われ
たSC相模原とのトレーニングマッチは見に行っていたので、ジェフが
ハイプレス・ハイラインで戦っているのは当然知っていた。

ハイプレスは、はまれば高い位置でボール奪取できるので必然的に
得点できる可能性は高くなる。今季は前線にタレントが増えたので得
点は昨年よりも取れるのではないかと思う。新外国人のラリベイは、
厳しいマークにあってもシュートを枠に持っていくだけのスキルの高
さを見せてくれた。また、この試合では昨季在籍していたチームで10
番をつけていたFW8清武功暉(熊本)とMF15熊谷アンドリュー(金
沢)も途中出場。今後チーム内の連携が向上してくれば、攻撃面はさ
らによくなっていくであろう可能性を感じた。

ハイラインは、山形が幾度となくディフェンスラインの背後にロングボ
ールを入れて崩そうとしていたが、オフサイドの網にかかることも多く、
そこから即決定機を作られるということはさほどなかった。だが、GK
23佐藤優也
が飛び出すシーンはわりと多く、GKが対応誤って失点
につながってしまうことが今季はありそうだなとも思った。


山形の木山隆之監督は前半でジェフのウイークポイントを見抜き、
後半はMF21ホルヘ サリーナスが高い位置をとり、3バックの左に
DF33西野貴治を配したジェフの左サイドを突く攻撃を多用してきた。
失点シーンは、その左サイドを深くえぐられた挙句にゴール前でパス
をつながれてやられてしまった。木山さんはジェフで監督やった後、
神戸で対戦相手の分析担当やってたんだっけか。となれば、試合の
中で攻略プラン練るのはお手の物だろう。敵に回すとほんと厄介な
指揮官だわ。ジェフはこの人を1年で放り出しちゃったんだからねえ。


前半で得点取れていれば勝てた試合だったとは思うが、後半は一
進一退の展開であり、お互いに勝ちきれなかったという印象を残し
た試合だったように思う。2試合で1勝1分けは決して悪くはない。
ここ2年のジェフは、開幕から1~2カ月経過するとそこからチーム
状態は下降線をたどるというシーズンが続いている。今季はチー
ム状態が右肩上がりのシーズンになってくれればいいのだが。


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