2017年07月20日

2017神奈川2回戦 私的注目カードは麻布大付が勝利

地名がついたごく平凡な名称の高校出身の自分にとって、カタカナ名
称の高校には異様に関心があったりする。聖隷クリストファーは見て
みたいと思いつつもいまだに観戦できていない。今夏はオイスカと横
須賀の「スカスカ対決」を磐田城山球場に見に行こうかとも考えてい
たが、結局実現はしなかった。アレセイアも数年前からマークしてい
て、今回ようやくタイミングがあったというわけだ。

麻布大付は、3年前まで麻布大渕野辺という高校名だった。自分にと
っては、麻布大学も渕野辺という地名も全く縁もゆかりもないけれど、
逆に謎過ぎて興味を惹きつけられていた部分はあった。ちょっと調べ
てみたところ、麻布大学って今話題の獣医学部がある大学なのね。
完全に理系の大学なので自分とは縁遠いのも当然と言えば当然だっ
た。ちなみに麻布大学と麻布高校は別法人であり、関係はないらしい。


第99回全国高等学校野球選手権神奈川大会

7月16日(2回戦) 
サーティーフォー保土ヶ谷球場 第2試合 試合時間 2時間42分

アレセイア湘南__000 000 200=2  _5安打、2四球、2失策
____000 303 20X=8  13安打、5四球、0失策
(ア) 村岡〈4回0/3〉、井深〈3回〉、駒澤〈1回〉-平野
(麻) 永井〈6回〉、野水〈2/3回〉、射水〈1回1/3〉、永井〈1回〉-幡生

▽本塁打  射水(麻=7回2ラン)
▽二塁打  廣田、宇留志、佐藤(ア)、藤崎、大内、米田(麻)


麻布大付は4回、一死二塁から4番幡生(#2)の左前適時打で1点先制。
5番藤崎(#3)が左越え二塁打で続き、二・三塁から6番大内(#9)の左
前適時打で2点目。さらに7番萩原(#5)のスクイズがバントヒットとなって
3点目。6回には二死一・二塁から1番川村(#7)の左前適時打に送球エ
ラーが重なり、二者生還。なおも安打と四球で満塁から振り逃げの間に三
塁走者が還り、この回計3点。

6点を追うアレセイアは7回、二死一塁から4番廣田(#3)の左越え適時
二塁打で1点返すと、5番宇留志(#7)もセンター左への二塁打で続いて
もう1点。2点返して点差を4点に縮めたが、麻布大付はすぐさま射水(#
10)がレフトへ2ランHRを放ち、点差は再び6点に。アレセイアは8回9
回も走者を出したものの得点は挙げられず、スコアは動かないまま試合
終了。麻布大付が8-2でアレセイアを降し、3回戦進出を決めた。


「ここで代えるかあ」と思わずため息をつきそうになった。6回裏の攻撃で
3点加えてリードを6点に広げたところで、麻布大付ベンチはここまで1四
球を与えたのみで無安打投球を続けていた先発の永井(#1)をライトへ
回し、2番手として野水(#11)をマウンドへと送った。麻布大付の監督
としては、点差がついたのでエースを少しでも休ませ、次の試合に備え
て控え投手に夏の大会のマウンドを踏ませようと考えたのだろう。ベンチ
ワークとしては間違っていないし、その考え方も理解はできる。でもねえ、
永井が素晴らしい投球をしていたので、どこまでいけるのか見てみたい
という思いも自分にはあった。だから交代したときはちょっと残念に思っ
たのだった。

アレセイアは、先発の村岡(#1)が3回まで麻布大付打線を1安打無失
点に抑えていたが、4回に3点を献上。5回の先頭打者に内野安打を許
したところで降板となった。確かに麻布大付・永井投手の出来を見た感
じでは、アレセイアの監督があの時点で「3点以上点差が広がると追い
つくのが困難になる」と考えてもおかしくはなかった。だから目先を変え
るために継投に入ったのだろうけれど、結果的には村岡をもう少し引っ
張ったほうがよかったのかなと思った。村岡は4回に連打こそ浴びたけ
れどまだまだボールに力はありそうだったし、せめて守備には残してお
いたほうがよかったのかなと。


永井を降ろした麻布大付は7回8回を投げた2人の投手が精彩を欠き、
眠っていたアレセイア打線に火をつけてしまった感じになり、9回は永井
を再びマウンドに上げざるを得なくなった。一方のアレセイアも継投によ
って失点を防ぐことはできなかった。ともに継投策がうまくはまらず、双
方の監督ともに思惑とは少し違った展開となってしまった試合だったの
かなと思う。
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2017年07月17日

2017神奈川2回戦 星槎国際湘南、本田の好投で快勝

第99回全国高等学校野球選手権神奈川大会

7月16日(2回戦) 
サーティーフォー保土ヶ谷球場 第1試合 試合時間 1時間47分

_____000 000 000=0  _3安打、2四球、1失策
星槎国際湘南_ 100 021 20X=6  10安打、1死球、1失策
(上) 吉次〈6回0/3〉、田村〈2回〉-今野
(星) 本田〈9回〉-田島

▽本塁打  有賀(星=7回2ラン)
▽三塁打  大城(星)  ▽二塁打  田島、半田、有賀、杉田(星)


星槎は初回、一死二・三塁から4番松下(#3)の中犠飛で1点先制。その後、
5回は二死からの3連打で2点、6回は一死一塁から代打杉田(#13)の左翼
線適時二塁打で4点目。7回には2番有賀(#9)の中越え2ランHRでリードを
6点まで広げる。投げては、プロ注目の本田(#1)が上矢部打線をわずか3安
打に抑え込んで完封。6-0で星槎が上矢部を降し、3回戦へと駒を進めた。


星槎の本田は4回までに10奪三振。3回二死までの8個のアウトはすべて三
振でとっており、9個目のアウトとなった2番島田(#4)の打ったあたりがセカ
ンドへと転がったとき、スタンドからはどよめきが起きたほどだった。このペー
スで三振取り続けたらすごいことになるなと思ったが、5回以降は7回までイ
ニング1個ずつの上積みにとどまり、8回9回は奪三振なし。次を見据えて5
回以降意識的に省エネ投球に切り替えたのか、それとも上矢部打線が本田
の球に慣れてきてバットに当てることはできるようになったのか。実際見てい
てもそこのところはよくわからなかった。

星槎は6回に代打で出てきた杉田の二塁打で貴重な追加点を挙げたわけだ
が、杉田が打席前のネクストに入っていたときにその場で腕立て伏せを始め
たのにはちょっと驚いた。以前、プロテニス選手の藤原里華が試合中に腕立
てをしていたというのが話題になっていたけど、藤原が腕立てする理由って
「腕を疲れさせて力みを抜くことによってスイングを安定させるため」とかだっ
たっけか。杉田も藤原の考え方に共鳴して同じやり方を実践しているのかも
しれない。実際それで結果残してるわけだからありっちゃありなんだろうな。


上矢部は先発の吉次(#1)が7回途中まで投げて9安打1死球6失点。有賀
に2ランを打たれたところで降板となった。その吉次の投球で驚いたのは、た
まに織り交ぜていたスローカーブでストライクをとれていたことだった。山なり
の球を投げる投手って結構いるんだけど、その球でストライクをとれている投
手ってほとんど見たことない。だが吉次はその球をきちんとコントロールでき
ていた。あの球使ってもカウント悪くしないで投球を組み立てられる投手って
かなり稀有な存在だと思う。力及ばず敗れたものの、自分の力は出し切るこ
とができた投球だったのではないだろうか。
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2017年05月29日

2017高校市原市民大会 姉崎-市原中央

5月28日(準決勝) ゼットエーボールパーク 試合時間 1時間09分

___000 10__1  3安打、1四_球、2失策
市原中央_503 03x=11  8安打、4四死球、1失策
(姉) 鈴木湧〈3回〉、原田〈1回1/3〉-原田、澤田
(市) 山﨑〈3回〉、金城〈1回〉、山口〈1回〉-永野

▽本塁打  石井(市=5回ランニング3ラン)
▽三塁打  佐藤(姉)  ▽二塁打  野田、安西、永野(市)
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2017年05月10日

2017高校春季山形県置賜地区予選 米沢商-米沢工

米沢商vs米沢工   米沢商vs米沢工 試合結果


5月5日(二次予選1回戦) 
小国町民総合スポーツ公園野球場 試合時間 3時間00分

米沢工業_230 113 000 1=11  16安打、5四死球、1失策
米沢商業_033 001 021 0=10  15安打、7四死球、3失策
(工) 中沢〈3回〉、阪野〈1回〉、須貝〈3回0/3〉、坂野尚〈1回〉、中沢〈2回〉
_ -梅津
(商) 白木〈5回〉、松田〈3回2/3〉、白木〈1回1/3〉-田村

▽二塁打  星、鈴木貴(工)、田村2、安部要、白木、松田、我妻(商)


<1回表 米沢商 0- 米沢工>
無死一・三塁から3番鈴木貴(#7)の遊ゴロ二塁封殺の間に三塁走者が
生還。なおも一死一塁から4番星(#8)の左中間適時二塁打で2点目。

<2回表 米沢商 0- 米沢工>
二死満塁から3番鈴木貴が満塁の走者を一掃する右越え適時二塁打を
放ち、3点追加。

<2回裏 米沢商 -5 米沢工>
無死一・三塁から7番安部晴(#8)の右前適時打で1点。犠打で一死二・
三塁の後、9番安部要(#9)の中越え適時二塁打で二者が還り、この回
計3点。

<3回裏 米沢商 -5 米沢工>
一死二・三塁から二飛失策で三塁走者生還。なおも一死一・三塁から6番
白木(#1)の左翼線適時二塁打で同点。続く7番安部晴の中犠飛で米沢
商1点勝ち越し。

<4回表 米沢商 6- 米沢工>
二死一・二塁から3番鈴木貴のこの試合5打点目となる右前適時打で
米沢工すかさず同点に追いつく。

<5回表 米沢商 6- 米沢工>
一死二・三塁から8番小林(#6)がスクイズを決めて米沢工1点勝ち越し。

<6回表 米沢商 6-10 米沢工>
二死三塁から4番須貝(#10)の中前適時打で8点目。さらに死球と安打
で満塁から7番五十嵐(#15)の中前適時打で2点追加し、米沢工のリー
ドは4点に。

<6回裏 米沢商 -10 米沢工>
二死一・二塁から2番田村(#2)の右前適時打で米沢商1点返す。

<8回裏 米沢商 -10 米沢工>
一死二・三塁から2番田村の右犠飛で三塁走者生還。続く3番松田(#4)
のレフトへの適時二塁打でもう1点返し、米沢商1点差まで詰め寄る。

<9回裏 米沢商 10-10 米沢工>
一死三塁から7番安部晴の中前適時打で10-10の同点に。

<10回表 米沢商 10-11 米沢工>
二死一・二塁から暴投で走者進塁。これに捕手の三塁悪送球が重なり、
三塁へ進んでいた走者が生還。労せずして米沢工1点勝ち越し。10回
裏の米沢商は二死一・二塁までいくも最後の打者は三振に倒れて試合
終了。米沢工が大乱戦を制した。


第三者として見ている分には面白かったけど、両校の関係者にとっては
最後まで気が気じゃない試合だったのではないだろうか。


決勝点のホームを踏んだ10回表の米沢工の先頭打者・曽根(#13)は
イレギュラー安打での出塁だった。決勝点のきっかけがツキに恵まれた
ものであったことは確かだが、勝ち越しにつながった場面は、捕手がわ
ずかに横に逸らしたのを曽根が見逃さず、果敢に三塁へと走ったことが
相手のミスを誘い、得点へと結びついた。試合が二転三転する中、最後
に流れを引き寄せて勝ち越し点を挙げた米沢工が粘る米沢商を振り切
り、勝利を収めたというゲームだった。

米沢商としては9回裏に同点に追い付いた後、一打サヨナラのチャンス
もあったが、これを逃してしまったのが悔やまれるところだろう。一死一・
二塁から9番安部要の打ったあたりはレフトへ飛んだ。レフトの選手は
一瞬目測を誤りかけたが何とかダイレクト捕球。続く1番渋谷(#6)もい
いあたりだったがセンターライナーに倒れ、サヨナラとはならなかった。
posted by hiro at 00:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 野球観戦(高校) | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

2017高校春季山形県村山地区予選 山形東-山形学院

山形東vs山形学院 試合終了   延長15回終了時のスコアボード


5月4日(二次予選1回戦)
荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた 試合時間 3時間17分

山形学院
012 000 000 000 000=3  _4安打、10四死球、1失策
000 201 000 000 000=3  12安打、_5四_球、3失策
山形東
(学) 松田〈3回2/3〉、大場勇〈2回1/3〉、飯野〈9回〉-志鎌、青柳
(東) 舩山〈5回〉、齋藤〈10回〉-篠村


<打撃成績>
山形学院_60打席、45打数、_4安打、5犠打、10四死球、21三振、12残塁
山形東__62打席、51打数、12安打、6犠打、_5四_球、_8三振、14残塁

<投手成績>
山形学院
_田 _3回2/3_球数_59、打者18、安打6、四_球1、三振_1、自責2
大場勇 _2回1/3_球数_33、打者10、安打2、四_球1、三振_0、自責1
_野 _9回___球数110、打者34、安打4、四_球3、三振_7、自責0
山形東
_山 _5回___球数_82、打者25、安打3、四死球5、三振_4、自責0(失3)
_藤 10回___球数164、打者35、安打1、四_球5、三振17、自責0


山形東が6回から、山形学院は7回からエースを投入。この両エースを双方
ともに打てなさそうだなと思ったので、「延長になるかもしれないな」とは思っ
た。けれどそのまま15回まで全く点が入らずにいってしまうとはさすがに思
わなかった。


圧巻だったのは山形東のサウスポー齋藤(#1)の投球だろう。6回から14
回までの9イニングを無安打に抑え、15回の先頭打者に内野安打を許した
が、被安打はその1本のみ。6回から9回まではパーフェクトに封じ込み、そ
れ以降は制球にばらつきが出て計5四球を与えたが、その一方で奪三振は
6回から2・2・1・2・1・2・1・3・1・2で計17を数えた。直球の最速は130キ
ロ台前半だったが、それに加えてブレーキの効いたカーブもかなり効果的だ
ったと思う。また、先発して5回まで投げた右サイドハンドの舩山(#10)が、
球速が出ない分緩急をうまく使って投球をする投手だったので、舩山との球
速差に山形学院打線が対応できなかったというのもあったように感じた。

山形学院の飯野(#1)もよく投げたと言っていいだろう。先発した右アンダー
ハンドの松田(#10)は、山形東の舩山同様球速は出ないものの緩急を駆
使して投球を組み立てていく投手だったので、こちらは2番手として大場勇
(#20)を一人挟んでいたとはいえ、松田の球速に慣れてしまっていた山形
東打線が飯野の攻略に苦しんだという部分はあったのかもしれない。飯野は
三者凡退で打ち取ったイニングは1イニングしかなく、再三再四得点圏にサヨ
ナラの走者を背負ったもののそれをことごとくしのぎ切ったのだった。
posted by hiro at 00:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 野球観戦(高校) | 更新情報をチェックする