2014年09月01日

かのうとおっさん東京公演「青春再来我愛你」 (2014年8月)

かのうとおっさん 怒涛の第2回東京公演「青春再来我愛你」
/シアターKASSAI


公演後、有北さんと話したときに、「いつもネタ1本多くやっちゃうので時間
長くなっちゃって…」と言っていた。公演が2時間近くになってしまうので恐
縮していたようだけど、公演なかなか見れない自分からすると、多くの作
品見られたほうがお得感があっていいけどなあ。

自分は1本目から顔が終始にやけてたような気がする。今までの公演ではそ
こまではなかった気がするけど。面白いなと思ったのは、観客の中でもみん
な笑うポイントが違うんだよね。ほんとはゲラッゲラ笑いたいとこなんだけど、
あんまりばか笑いしてると目立つし浮いてしまうので、そこは微妙に自重した。

計4本やったネタの中で自分的に一番好きだったのは、かのうとおっさんの
二人だけでやった「すみれ高校生徒会事件簿」かな。内容書こうかと思って
たら今週末からの津公演でも上演するらしいので詳細は略。


公演の中での自分のお気に入りのシーンを2つ上げると、

「プールの仕事忙しいよ、夏だからね」
「プールの仕事なくなったよ、秋だからね」
「プールの仕事忙しいよ、温水プールだからね」
(「いけいけのやまちゃん」より)
一人の登場人物がピンスポと暗転を繰り返しながら言ったこの台詞。
冬でもプールの仕事があったっていうオチ。
ボディブローのように後からじわじわ来たな、これは。

世界中の女性を惚れさせてしまう惚れ薬を駆使して、地球制服をたくらむ宇宙人
「この薬があれば世界中の黒柳徹子以外の女性をとりこにできるのだ。
黒柳徹子は嫌いなのかって? いやいや、逆に好きすぎて黒柳徹子には
畏れ多くてこんな薬使うことができないんだ」(←台詞は多分不正確)
と言って、体育座りしながら「徹子の部屋」を見る宇宙人
(「ハカセ in USA」より)
説明は特にいらんでしょ。黒柳徹子っていう絶妙のチョイスがなんとも…。
ああ、文字にしてしまうと面白さが伝わらんのがもどかしい。


出演者では、5月の公演のときも思ったけど是常祐美さんが出色の存在だよ
なと思った。是常さんって、主役でも脇役でも存在感ある演技をする。おそら
くどんなにアクの強い共演者と演技しても存在感を出せる人なんだと思う。
だからと言って、出しゃばった感じでも鬱陶しい感じでもない。かのうとおっさ
んの二人が是常さんをよくキャスティングするのもわかるよなと改めて思った。


▽公演後にかのうさんと話した会話(自=自分、か=かのうさん)
自「今度の公演ってなんで津なんですか?」
か「津は演劇が盛んなんですよ。大阪からも結構劇団が行って公演してるんですよ」

津が演劇盛んだとは知らなかった。

自「(関東人の自分には津の位置がよくわからない)津ってどのへんなんですか?」
か「ん~と、名古屋の下あたり」

後で調べたら確かに名古屋の下あたりだった。だいぶ下だったけど。四日市より
南で伊勢よりは北。緯度でいうと大阪市や奈良市とだいたい同じ。つまり大阪市
や奈良市のほぼ真東に津市はある。でも大阪から行くのはなかなか大変らしい。


今週末の9月5日(金)~7日(日)まで「津あけぼの座」というところでかのうと
おっさんの公演があるので、お近くの方は是非足を運んでいただければと思
います。大阪のコテコテの笑いとはちょっと違うけれど、十分楽しませてくれる
はずですのでよろしくお願いします。
posted by hiro at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇、お笑い全般 | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

かのうとおっさん東京公演「こんにちわハワイ」 (2014年5月)

かのうとおっさんが東京でネタやるのは3年ぶり、自分がネタ見るのは2年
ぶり
、直接姿を見かける(今回、時間の都合で会って話すことはできなかった)
のは半年ぶりのことだった。


かのうとおっさん東京公演 第7回ルナティック演劇祭参加作品
「こんにちわハワイ」/下北沢小劇場「楽園」


以下の4本の短編コメディーが上演された
「田中の異常なダブルス」
「山田中学校青春記」
「教えて!セクシー先生~ハワイに行きたい編~」
「名探偵・鷺沢一郎~蒜山高原の悲劇~」


セクシー先生は、細かく説明できないのがもどかしいんだけど、予想もつか
ないような話の展開のもっていき方をしてくる。自分のような凡人には絶対
思いつかないような筋立て。あれが「かのうとおっさん」の真骨頂なんだろう
なと思った。

「名探偵・鷺沢一郎~」では、鷺沢が犯人を決めつけて殴りつけるシーン
があるんだけど、「どうして彼が犯人なんですか?」という問いかけに対し、
「僕の希望です!」ときっぱり答える鷺沢。証拠とか一切なく、ただの私怨
で犯人を決めつける探偵。ひどすぎだろ(笑)


今回、演者で最も印象に残ったのは佐々木ヤス子さんかな。おそらく年齢
は若いんだけど、あのプチエロスを身にまとった感じはなんなんだろ。あの
妖艶さは演技なのか、自然とにじみ出てるもんなのかよくわからんけど。
その佐々木さんに女子高生を演じさせるのは、いろんな意味で反則だなと
思った。あと、「名探偵・鷺沢一郎~」でメイド役を演じていたくにえださわこ
さんに一目ぼれしますた(笑)。メイドの格好がどハマりすぎだった。あんな
メイドがいたらそりゃ浮気するわ、男は。


そういえば、入場時にかのうとおっさんが用意したらしい占いをひいた。
書いてあったのは、

自らにレイをかけよ
意味:「たとえ一人でも楽しい気分になれる そう、ハワイならね」


感性が全く違うかのうとおっさんとよくトークできるな、自分…。
というか、単にかのうとおっさんの適応能力が高いだけかもしれんが。
posted by hiro at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇、お笑い全般 | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

『タネも仕掛けもございません!』 (2014年2月)

劇団アグレッシブですけど、何か?! 『タネも仕掛けもございません!』
/THEATER BRATS


鳩も出せない不器用な中年マジシャンのもとに、愛する一人娘が、
男を連れて帰ってきた。「パパ、私、この人と結婚します!」
なんと、その男はビルを消せちゃう超有名マジシャンだった。
バージンロードで‘素直になれない父’と‘素直になりたい娘’の
仁義なき親子喧嘩が勃発!
果たして、冴えないマジシャンの父が愛娘に贈る‘最後の手品’とは?


劇団アグレッシブですけど、何か?!
広島発のローカルバラエティ番組「アグレッシブですけど、何か?!」と
京都の劇団「ヨーロッパ企画」のメンバーによるコラボ演劇ユニット。

アグレッシブですけど、何か?!
「日本一のローカル番組を目指す」を合言葉に、広島ホームテレビで
放送されている人気深夜番組。関東では、千葉テレビで毎週月曜深夜
0:00~0:30に放送されている。


<出演>
売れない中年マジシャン=中島尚樹、バーを経営するオカマのママ=石田剛太
超有名マジシャン=酒井善史、バーの隣のスポーツ用品店経営者=土佐和成
中年マジシャンの娘=動道歩美、バーの店員=岡崎花帆子


いきなり本編が始まるのかと思いきや、「アグレッシブですけど、何か?!」で
MCを務めている中島さんの前説からスタート。中島さんの前説が終わり、
引っ込んでから本編スタートとなった。

まだ公演が続いているので内容には言及できないが、話は石田さん演じる
オカマのママが経営するバーを舞台に展開される。石田さんのオカマは本来
「汚いオカマ」という設定だったらしいが、意外ときれいで「案外いそうなオカ
マだった」とアフタートークでも触れられていた。IKKOさん程度にはいけてた
んではないかとか。

始まったときには、石田さん一人のインパクトが強すぎるのではないかという
懸念もあったが、他の登場人物一人ひとりもキャラが立っていて、石田さん一
人が浮いてしまうということもなかった。ストーリーとしても喜怒哀楽のすべて
が散りばめられていてなかなかよかったのではないかと思う。


公演後のアフタートークには、北海道HTBのディレクターである藤村忠寿氏
(ふじやん)と嬉野雅道氏(うれしー)が登場。といっても、実は二人とも客席で
客と同じように公演を見てたんだけど。客席に二人が普通に来たときには結構
驚いた。あ、この二人があの「水曜どうでしょう」を創り出した人たちなのか、と。

ふじやんは公演へのリアルなダメだしやら出演者いじりでお客さんから笑いを
引き出していた。うれしーはどうでしょうのときと同様基本的には傍観者といっ
た感じで、あまり口を開くことはなかったけど、ふじやん曰く「マイルが増えるか
ら東京へ来るのは嬉しい」らしい(笑)

アフタートークにこの二人が来るとわかった時点でチケットの売れ行きが急激
に伸びたようだ。自分はチケットが完売になる前日の夜に予約済みだったので、
なんとかチケットは確保できたのだった。
posted by hiro at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇、お笑い全般 | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

ユニークポイント 『THE TUNNEL』 (2012年8月)

見たのに記事書いてなかったシリーズその3(これで終わりです)。
これは作品紹介を読んで興味がわいたので、人と連立って見に行って
きた。日韓共同制作ということで、日本人だけでなく韓国人の俳優さん
もキャスティングされていた。舞台の上のほうにはスクリーンがあって、
韓国語のシーンではスクリーンに日本語訳が字幕表示されるようにな
っていた。


ユニークポイント 『THE TUNNEL』 /座・高円寺1

<作品紹介>
週末はドライブしよう。ちょっと韓国まで。
日本と韓国が一本のトンネルで結ばれる?!
福岡から釜山まで直線距離で約130キロ。
両国がトンネルで結ばれたら、車で2時間ほどで韓国に到着!
本場の韓国料理を食べて、海雲台(ヘウンデ)のビーチで遊んで、
その日のうちに帰ってこられます。「THE TUNNEL」 は
そんなトンネルが建設されることになった未来のお話。
夢のような話にわくわくする一方、何かを失ってしまうかもしれなくて、
ちょっぴり不安です。でも失いたくないものってなんだろう。



着想自体はすごくいい作品だったと思う。ただ、その分練りこんだしっかり
したものを作らないと、なかなか評価されないという部分も同時に付随して
くるような題材ではあった。自分の中では、評価の難しいなんともいえない
作品だった。エンディングが予定調和的に終わったのはまあ仕方ないこと
だと思う。日韓のことを題材にして殺伐とした感じで終わったら、生々しいし
後味自体も悪くなるからね。


作品の中には「トンネル反対派」の人々というのが登場してきた。トンネル
ができてしまうと韓国との行き来が容易になるので、人も文化も次々に日
本へ流入してくることになり、それによって日本固有の文化が廃れていっ
てしまう。だからトンネル建設には反対ということだったようだ。

自分の考えでは、仮にトンネルができたとしても日本の文化自体が廃れる
ことはないと思う。今だって韓流という名のもとに韓国文化は日本に続々と
入ってきてるわけだけど、あれって日本人でも受け入れてる人とそうでもな
い(というかあまり興味がない)人に分かれてるよね。日本人もバカじゃない
んだから、完全に韓国文化に侵食されて自国の文化を捨て去ることなんて
まずないでしょ、多分。

自分も韓流にはほとんど興味ないって人だけど、前に千葉テレビで「美男
(イケメン)ですね」という韓国ドラマが放送されてて、それはほんのちょっ
とではあるけど見たことある。「これがあのチャン・グンソクかあ」(ドラマの
主役だった)と思って見てたんだけど、このドラマのチャン・グンソクはイケ
メンというよりも顔がシャープすぎて、印象としてはちと怖い人(もちろん役
作りではあるが)って感じだった。


おっと、全く話がそれてしまった…。演劇の話に戻ると、トンネル開通する
ところで双方からトンネルを掘ってきた日本人と韓国人が出会うシーンが
あったんだけど、そのときの状況描写がいまひとつわかりづらかった。
もうトンネルがつながっててお互いに顔を突き合わせて会話してるのか、
それともトンネルはまだつながってなくてお互いに壁越しに会話してるの
かが自分にはイマイチよくわからないというところがあった。
もっとも、これって自分の理解力がないだけなのかもしれないが…。
posted by hiro at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇、お笑い全般 | 更新情報をチェックする

2013年01月19日

制作舎 翔 『思い出を売る男』 (2011年12月)

見たのに記事書いてなかったシリーズその2。これを見に行ったそもそも
のきっかけは、駅のメッセージボードに公演告知のポスターが貼ってあっ
たことだった。後で調べたら、かつて劇団四季でも公演が行われたことの
ある有名な作品らしい。


制作舎 翔 『思い出を売る男』 /千葉県文化会館

全席自由席 <前売り>2,000円、<当日>2,500円
上演時間は約1時間半ぐらいだったかな

<作品紹介>
終戦直後の路地裏…過去を摺りながら蠢き、生きている人間達。
オルゴールの音色にサックスを奏でる孤独な帰還兵の青年が、
「思い出を、お買いになりませんか」と呼び掛ける。
孤児の花売り娘、奇妙な広告屋、街の女、GI、乞食、黒マスクの男。
忘れかけていた、溢れる思い出の数々。人間模様、零れ出す心のふれあい。
加藤道夫の傑作戯曲。



音楽劇って見たことないけど、こういうもんなのかなあと思った。この物語、
主役の男性に歌唱力がないと全く成立しない。帰還兵の青年が主役なん
だけど、この青年が歌を歌うシーンがとても多いのである。つまり主役の
出来に、公演の成功失敗はゆだねられているといっても過言ではないだ
ろう。その主役の方の演技、…素晴らしかったと思う。

一見何のつながりもなさそうな登場人物同士に、実は関連性があるという
ことに公演の終盤で気づいたけれど、そこを詳しく言及するのはやめてお
く。この作品自体今後も上演されることがありそうだから、もし見る機会の
ある方がいたらそこも気にしながら見てみるといいのではないかと思う。


千葉城 やや斜めから    千葉城 正面から

終演後、会場の千葉県文化会館の隣にある千葉城へ行ってみた。実は
長年千葉県に住んでいながら、千葉城へ来たことは一度もなかった。
千葉城は別名:亥鼻城とも呼ばれているが、これは城のあるところの住
所である千葉市中央区亥鼻からきているらしい。千葉城がこの地に実
際に存在していたのは鎌倉から室町時代にかけてのようで、その頃の
城は天守がないタイプの城だったようだ。要するに、今の千葉城は昔の
ものを再現しているわけでもないってことみたいね。

城の中は市立の郷土博物館になっている。入館料は60円だった。100円
もとらないってあたりがすごいな。建物の5階は展望室になっていてそこに
も行ってみたが…。改めて思ったのは、千葉って高いとこに登ってみても
見栄えのする景色がたいしてないなと(苦笑)。写真を撮ろうと思っても何
を焦点にして撮ったらいいのかわからなかったぐらいだし。際立って目立
つ高い建物って、千葉県庁とポートタワーぐらいかなあ。
posted by hiro at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇、お笑い全般 | 更新情報をチェックする