2017年04月02日

2017J2 千葉 vs 京都

2017年4月1日(土)
J2リーグ第6節(フクダ電子アリーナ) 観客 7,716人

ジェフ千葉   (前半1-1、後半1-1)   京都サンガF.C.


何とも評価の難しい試合だった。試合を通じてのボール保持率は、ジェフ66%、
京都34%。つまりボールを保持している時間はジェフのほうが圧倒的に長かっ
た。ただ、シュート数は、ジェフ13、京都12とほぼ互角。枠内にいったシュート
はジェフのほうが多かったような気はするけど、GK1菅野孝憲にことごとく弾き
出されてしまった。

1-2とリードを許し、敗色濃厚かと思われた後半アディショナルタイム。左サイ
ドに位置していたMF21ホルヘ サリーナスからのゴール前へのクロスボールを
DF3近藤直也がヘッドでゴール隅にねじ込み、土壇場でジェフは同点に追いつ
いた。この日の菅野は当たりに当たっていて生半可なシュートでは決まらないな
と思っていた。それだけに難攻不落といった雰囲気すら醸し出していた菅野から
近藤が執念で奪った同点ゴールは、勝点1以上の価値のあるゴールだった。


3連敗は免れたわけだけど、試合全体の印象としては勝たなければいけない試
合だったと思う。ジェフも京都もいいサッカーをしていたかというとそういうわけで
はなく、お互いミスだらけの凡戦だった。ジェフは前半8分に見事なパスワークか
FW8清武功暉のゴールで先制し、その後もボールを支配して攻め続けたが、
同24分にFW22小屋松知哉に同点ゴールを決められ、それまでのいい流れを
そこで断ち切られてしまった。

この失点シーンは何とも形容し難いものだった。ヘッドのこぼれ球が小屋松の前
に転がってしまい、GK23佐藤優也が飛び出してクリアにいくもかわされて無人
のゴールに蹴りこまれてしまった。ハイラインの弊害なのか、単にディフェンスの
ポジション取りのミスなのか。ともかく同点になってからは五分の展開に持ち込ま
れてしまい、さらに後半15分に勝ち越し点を献上してからは京都が守りに入った
こともあって、パスを回してもなかなかシュートまで持ち込めないという展開が続
いた。点が入りそうな感じはあまりなかった中、よくぞ近藤は決めてくれたと思う。


正直なところ、お互い下手だったけどやってるサッカーの質では京都よりもジェフ
のほうが上だったと思う。ただ、サッカーの質で上回ったからといって勝てるわけ
ではない。今季のジェフは昨年までと比べると見ていて面白いサッカーしている
とも思うが、それと試合に勝てるかどうかは基本的に別というのと同じことだろう。

ジェフが今季取り組んでいるハイプレス・ハイラインサッカーは、相当難易度の高
い戦術だと思う。選手全員がプレーの精度を上げていかないとこの戦術は成立し
ないし、勝てるようにはなっていかないと思う。フアン・エスナイデル監督がこれま
で指揮してきたチームでわりと短命に終わっているのもなんとなく理解できるよう
な気がする。おそらく戦術が確立されるところまで至る前にチームがしびれを切ら
してしまうのだろう。監督ころころ変えてきたジェフのフロントやサポーターが、結
果出るまで時間がかかりそうな(しかもいい結果が出る保証はない)このサッカー
に果たして耐えることができるのだろうか。


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「2016J2 千葉 vs 京都」  「2014J2 千葉 vs 京都」
「2013J2 千葉 vs 京都」  「2012DAKKANジェフ vs京都」

2017年03月20日

2017オープン戦 札幌国際大-帝京平成大

札幌国際大vs帝京平成大1   札幌国際大vs帝京平成大2


3月20日 寿銚子スタジアム 試合時間 2時間33分

札幌国際大(札幌学生二部)
___000 100 000=1  7安打、2四死球、3失策
___000 010 10X=2  7安打、4四_球、0失策
帝京平成大(千葉県大学二部)
(札) 矢野目〈3回〉、田村〈3回〉、小野?〈2回〉-小石澤
(帝) 木村〈7回〉、正木〈1回〉、高丸〈1回〉-原田

▽二塁打  山内(札)、椎名(帝)

*場内アナウンスあり


札幌国際は4回、先頭の4番小石澤(北海学園札幌4)が四球で出塁。バント
で送って一死二塁から代打石川(北海道尚志学園3)の中前適時打で1点先
制。対する帝京平成は5回、先頭の9番山田(市船橋1)が中前安打で出塁。
暴投で山田が二塁へ進んだ後、1番椎名(千葉敬愛2)が右翼線へと運ぶ適
時二塁打を放ち、1-1の同点に追いつく。

帝京平成は7回、先頭の8番原田(学法福島1)のショートへのゴロをショート
が一塁へ悪送球し、原田は二塁まで進塁。山田がバントで送って一死三塁
から椎名の遊ゴロの間に原田が生還して帝京平成1点勝ち越し。そしてこれ
がそのまま決勝点となった。


帝京平成は、先発の木村(我孫子4)が7回を投げて7安打2四死球1失点。
7イニング中4イニングで先頭打者の出塁を許すなど、決して安定感のある
内容ではなかったが、三振も9つ奪えていたからか、数字ほど打ち込まれた
という印象はなかった。また、三度けん制で一塁走者を刺し、ピンチが広が
るのを未然に防げていたのも大きかった。

右サイドハンドからテンポよく投げ込んでくる正木(水城2)とサウスポーの
高丸(帝京1)は、1イニングをいずれも三者凡退で危なげなく抑えた。先発
の右オーバーハンドの木村を加えた3人のタイプの異なる投手の継投によ
って、帝京平成は1点差ゲームを制したのだった。


札幌国際は、先発の矢野目(福知山成美2)が3回を投げて2安打3四球無
失点。2回には一死満塁のピンチを招いたが、内野ゴロ2つで得点は与えず
に切り抜けた。札幌国際のリーグ戦開幕は5月3日とまだ1カ月以上先なの
で、今はまだこれから徐々に調子を上げていくという段階なのだろう。ちなみ
に、昨年のリーグ戦での登板頻度を確認してみたところ、矢野目はチームの
エース格の投手であるようだ。

札幌だと室内練習場でもない限り、今の時期に土の上で練習することはでき
ないだろう。このオープン戦は合宿に入って4日目で組まれ、実戦としてはま
だ2試合目だったようだ。4月8日にリーグ戦が開幕する帝京平成とはチーム
の仕上がり具合に雲泥の差があったはずなので、3失策と守備に乱れこそ出
たものの、接戦に持ち込めたこと自体をむしろ評価すべきなのかもしれない。
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2017年03月18日

2017プロアマ交流戦 ウェルネス大-福島ホープス

ウェルネス大vs福島ホープス    ウェルネス大vs福島ホープス 試合結果


3月18日 たつのこスタジアム 試合時間 2時間32分

日本ウェルネススポーツ大_002 010 000=3  6安打、2四死球、2失策
福島ホープス(BCリーグ)_ 120 010 00X=4  9安打、2死_球、4失策
(日) 坪井〈4回2/3〉、岸〈1/3回〉、長谷川〈1回〉、廣田〈1回〉、片倉〈1回〉
 -山岡、曾田
(福) 高橋元〈4回〉、鍵政〈4回〉、川口〈1回〉-笹平、久岐

▽二塁打  岸本、高橋祥(福)


日本ウェルネススポーツ大
(6) 岡田(つくば国際大東風3)
(3) 渡邉将(横浜学園4)
(5) 宇佐美(甲府城西4)
(7) 加藤(関西創価2)→7 横溝修(武相4)→7 渡邉了(日本ウェルネス4)
(9) 関本(日本航空3)
(8) 井上(甲府工4)
(D) 矢部(白岡2)→HD 藤田(大森学園1)
(2) 山岡(東京学園4)→2 曾田(日本学園3)
(4) 浦川(日体荏原4)
(P) 坪井(水戸啓明4)→岸(東北2)→長谷川(船橋二和4)→廣田(日本学園3)
  →片倉(大宮中央2)

福島ホープス
(4) 岸本(東北福祉大)
(7) 宮之原(東京学芸大)→73 髙橋恒(青森大)
(6) 岡下(樟南高)→6 佐賀(尚志高)
(D) ボウカー(ロングビーチ州立大)→HD 斎藤(青森大)
(3) 高橋祥(専大北上高)→7 木村(聖光学院高)
(5) 西井(東北福祉大)→R5 福士(東洋学園大)
(9) 野原(関東学院大)
(2) 笹平(神村学園高)→2 久岐(福島工高)
(8) 川上(千葉工大)
(P) 高橋元(光星学院野辺地西高)→鍵政(札幌大)→川口(青森大)

*選手名表示あり、場内アナウンスは選手交代時のみあり

2017年03月17日

2017オープン戦 千工大-東北工大

3月12日 千葉工大茜浜球場 試合時間 3時間20分

東北工業大(仙台六大学)
___000 010 010=_2  _7安打、_7四死球、2失策
___025 200 24X=15  15安打、11四死球、2失策
千葉工業大(千葉県大学二部)
(東) 亀山〈2回2/3〉、田中〈2回1/3〉、滝田〈2回〉、小野〈1回〉-吉田
(千) 小菅〈5回〉、鈴木隼〈2回〉、中野〈2/3回〉、根岸〈1回1/3〉-平内、三輪

▽三塁打  三輪、石井隆(千)  ▽二塁打  小川2、平内(千)


千工大は2回、二死三塁から7番石井翔(志学館4)の中前適時打で1点先制。
なおも連続四球で満塁の後、1番小笠原(拓大紅陵2)も中前適時打を放ち、
2点目。3回には二死一・三塁から6番小川(足立学園2)の右越え2点適時二
塁打。さらに8番平内(八戸学院光星4)と9番峯岸(志学館3)も適時打で続き、
この回計5点。4回にも小川の2打席連続となる中越え2点適時二塁打でリー
ドを9点まで広げる。なんとか反撃したい東北工大だったが、5回の相手失策
による1点と8回の押し出し四球による1点の計2点にとどまり、終盤には投手
陣も崩れてさらに失点を重ね、大敗を喫した。


大勝の千工大。打線では小川が2本の適時二塁打を含む3安打4打点と活躍。
引っ張り専門ではなく右方向にも長打が打てるあたりは、相手からするとちょっ
と厄介な存在となるかもしれない。投げては先発の小菅(土浦三4)が5回を3
安打2四球1失点。序盤は制球に苦しみ、5回には味方の失策で1点を失った
が、なんとか無難にまとめたのではないかと思う。

東北工大は、先発の亀山(浪岡3)が7安打4四球7失点で3回もたずに降板。
後続の投手も軒並み制球が悪く、4投手で計11四死球では勝負にならないの
も無理はなかった。打線も6回の無死満塁で得点を挙げられないなど、今一つ
といったところだったが、そんななか1番久慈(塩釜4)は3安打2盗塁と一人気
を吐いていた。だが、クリンナップの3人で11打数2安打と振るわなかったこと
も響き、久慈は5打席中4打席出塁したものの、一度も生還できずに終わった。
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2017年03月16日

2017J2 千葉 vs 名古屋

名古屋と対戦するのはジェフがJ1にいた2009年以来8年ぶりとなる。
その8年の間は天皇杯でも対戦はなかったんじゃないかな。名古屋もこ
のオフでだいぶ選手の入れ替わりがあった。かつてジェフに在籍したこ
とのある竹内彬(→大分)、松田力(→福岡)はチームを去ったが、FW
11佐藤寿人
(広島→)が新たにチームに加わった。もっとも、寿人がジ
ェフにいたのはもう10年以上前のことであり、あまりその頃のことは自
分も覚えていないが。


2017年3月11日(土)
J2リーグ第3節(フクダ電子アリーナ) 観客 13,877人

ジェフ千葉   (前半1-0、後半1-0)   名古屋グランパス


序盤からハイプレスが機能して、ボールを保持して攻める時間のほう
が守備に回る時間よりも圧倒的に長かったように感じた。それでもなか
なか最後のところで崩しきれなかったが、待望の先制点は前半44分。
フリーキックからMF21ホルヘ サリーナスがゴール前に入れたクロス
DF33西野貴治がきれいにヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。
この得点シーンは、西野の他にもDF24イ ジュヨンFW9ラリベイもゴ
ール前に飛び込んでいっており、相手ディフェンスにかなりの圧をかけ
ることができた攻撃だったように思う。

後半もボールを支配して優位に試合を進める状況が続いたが、ハイプ
レス・ハイラインを実践しているので、時間の経過とともに選手たちの動
きは鈍くなり、相手の攻撃を受ける時間も出てくるようになった。しかし
後半アディショナルタイム、カウンター攻撃から途中出場のFW8清武
功暉
がゴールを決めて試合を決定づける2点目。結局このまま2-0で
ジェフが勝利し、J1昇格有力候補の名古屋を見事に撃破したのだった。


まだ得点こそ挙げられていないが、ラリベイはなかなかいいなという印
象を持った。ゴール前に張りついているだけでなく広範囲に動いてくれ
るし、守備もさぼらずにやってくれる。ヘッドも強いし、足元もかなり巧
い。前半には相手にマークされながらもヘディングシュートを放ち、GK
1楢崎正剛
の好セーブに阻まれるというシーンもあった。心配しなくて
もそのうち点は取ってくれると思うが、1点取れればそれをきっかけに
ゴールを量産してくれそうだなという期待感もある。今後チーム浮沈の
カギを握る存在となることは間違いないだろう。


正直なところ、早い段階で名古屋と対戦できたのはラッキーだったと思
う。名古屋はまだチームとしての戦術が練り切れていないのではない
かと感じたからだ。J1あまり見てないので風間八宏監督のサッカーを
自分はよく知らないのだけど、ボールポゼッションしてショートパスをつ
ないでくるというのが基本ベースにあるのかな。でも寿人もまだあまり
いかしきれていない感じに見えた。

あと、風間監督はおそらく相手の出方に対して対策を練ってくるのでは
なく、自分たちのサッカーをやって相手を圧倒するという手法をとってく
る方なのだと思う。でもそれはすぐにできるようになるわけではなく、戦
術の浸透にはそれなりに時間を要するのだろう。だから現状攻撃面は
構築過程にあり、まだ完成を見ていない。それに加えてジェフのハイプ
レス・ハイラインに対してその穴を突くような攻撃を仕掛けてくるわけで
もない。おそらくアウェイで対戦するときの名古屋は今よりはるかに怖
いチームに仕上がっていると思うが、今回に関してはまだその域にま
では遠く達していないということなのだろう。シーズン序盤の対戦で叩
けてよかったというところかな。